プレミアリーグ最終節、首位を走るマンチェスター・シティはホームでウェストハムと対戦。勝利すれば無条件で優勝、しかしながら勝利を逃せばアーセナルの結果次第では優勝を譲るという状況の中で迎えたこの一戦。全てのプレミアリーグが日本時間夜12時に同時キックオフされた。

試合はいきなり動く。この日インサイドハーフで先発したフォーデンが右サイドに張っていたベルナルドのパスを受けると、ワンタッチで相手のプレスを剥がす。さらに素早いモーションでシュートを放ち、無回転のミドルシュートがファーサイドネットに突き刺さった。

今季のプレミアリーグ最優秀選手賞を受賞した男のゴールで先制したシティは、その後も様々な攻撃パターンで相手ゴールを脅かす。2点目が生まれたのも、相手を圧倒する状況の中で生まれた。

18分、狭いスペースでのパスを成功させ左サイドを突破すると、ドクの折り返しにダイレクトで合わせたフォーデンが再びゴール。前半の早い時間帯でスコアを2-0とする。

30分過ぎまで自陣ペナルティーエリアで相手に一度も触らせないほど圧倒していたシティだったが、42分、ウェストハムのコーナーキックからクドゥスがオーバーヘッドシュート。見事なゴールで1点返され前半を終えた。

2-1で迎えた後半、シティは敵陣の深い位置でボールを回しゴールへのチャンスを探す。すると59分だった。右サイドからペナルティーエリア内のベルナルドにボールが渡ると、ポルトガル代表MFは2列目で待ち構えていたロドリにバックパス。ロドリは得意の中距離シュートでゴールネットを揺らし、スコアを再び2点リードに戻す。

その後ソーチェクにゴールネットを揺らされ、ヒヤリとした場面もこちらはハンドでゴールは無効となった。アディショナルタイム5分を3-1のスコアを維持し、試合終了。マンチェスター・シティがプレミアリーグ史上初の4連覇を達成した。