状態万全のゴールドシップに死角はあるか……現場のプロ達が宝塚記念を激論
競馬専門紙「優馬」トラックマン座談会
横山典騎手が跨って追い切りを行ったゴールドシップ(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】
頭は不動? ゴールドシップ
武井「その天皇賞は、他の何人かの騎手が敗因として挙げていた散水による緩い馬場に助けられたことも確かですね。思えば、このレースの2連覇にしても、ともに良発表ながら雨の影響が残る馬場でしたし、今年も同じような馬場なら“強いゴールドシップ”が見られるのではないでしょうか」
那谷「ゲート試験もメンコを着用して一発合格しているし、何と言っても今回はベストの舞台。須貝師も3週連続で追い切りに騎乗した横山典騎手も、ともに『何も言うことはない』という完璧な状態だね」
小野智「追い切りから帰ってきての横山典騎手の“ウッキウキ”ぶりは、半端じゃなかったですね。相当、手応えが良かったんだと思いますよ」
デスク「本紙田崎も“軸不動”の評価で堅いと見ているわけだな」
田崎「まあ、阪神ではパーフェクトな実績を残してますし、前2年と同じ8枠を引けたのも心強いですね。“軸不動”というより“頭不動”と言っていいかもしれません」
上田「ただ、気分屋でポカがある、という評価に変わりはないよね。3走前には、それまでポカらしいポカのなかった中山コースで凡走しているわけだし、阪神だから大丈夫なんて言い切れるのかな」
佐藤直「3走前のアメリカJCCは外回りコースだったからな。阪神&中山の内回りコースに限定すれば〔8・1・2・0〕で、3着2回は有馬記念だから、ほぼ完璧。俺は“大丈夫”だと見ているぞ」
デスク「東西の本紙担当のみならず、オークス以降5週連続で日曜メインを的中している直ちゃんが太鼓判を捺すのなら、しょうがないのかな?」