梅雨の季節、室内でアロマヨガを体験 「松原渓のスポーツ百景」
【松原渓】
まずは自分に合ったヨガを探すところから
走ったり、蹴ったり、漕いだり、投げたり……ダイナミックな動きで汗をかくスポーツと違って、ヨガはゆっくりと身体をほぐし、身体の内側からじんわりと新陳代謝を高めていく。心の疲れなど、精神面にも深く働きかけると言われるその効果を実感したい。
ヨガ教室に通っている友人から勧められたこともあるけれど、「身体が硬い私には向いてなさそう……」と、とっつきにくそうに感じていた。ただ、ヨガをやっている女性は、しなやかな体つきの人が多いイメージもある。よく考えてみると、私のような身体の硬い人こそヨガをやれば変化が目に見えやすく、効果を実感しやすいのかもしれない。
インターネットでヨガ教室を調べてみて、その情報量にびっくりした。ヨガはいくつもの種類があり、呼吸法やポーズ・運動の強度や環境などで分類される。
リンパヨガ(リンパの流れを良くするポーズをとる)、ハタヨガ(基本的なポーズをゆっくり行う。さまざまなヨガのルーツとされる)、ホットヨガ(身体が柔らかくなりやすい室温39度前後、湿度60%前後の室内で行う)、マタニティーヨガ(妊娠機の運動不足解消や心のケア)、パワーヨガ(筋力を使うポーズが多く、脂肪燃焼効果が高い)など……。スポーツナビDoのサイトでもさまざまなヨガを紹介しているが、“目ヨガ”まであるのにはびっくり! まずは自分に合ったヨガを探すところからスタート。
アロマヨガを体験
お香やアロマを集めるのも楽しくなりそう 【松原渓】
都内のヨガスタジオで行われた60分間のアロマヨガ教室に参加した。柑橘系のアロマの香りが漂う室内に、癒し系のゆったりしたBGMが流れている。アロマは香りの組み合わせによっても効能が変わるそうだ。
この日使用したのはオレンジとローズマリーをブレンドした香り。オレンジには内臓の「冷え」解消や安眠を促す効果があり、ローズマリーは女性ホルモンの分泌促進と、冷え解消に効果があるという。ヨガマットに腰を落ち着けると、あっという間に眠気が……(笑)。お香を焚けない場合は、霧吹きで部屋の中に香りを漂わせるだけでも効果があるそうだ。