新生活による疲労解消、眠気覚ましに 簡単ヨガ「頭すっきり編」

村上華子

【スポーツナビDo】

 いよいよ今月から新年度。このコラムの連載も新しいシーズンに入り、より一層みなさんの生活にフィットする“ヨガの実践”をテーマにお伝えしていきますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

 さて、春は「出会いと別れの季節」なんて言いますが、このコラムをご覧の方の中にも、新しい環境でフレッシュな生活をスタートさせるという方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 新しい出会いに胸をときめかせる一方で、まだ慣れない環境になじむためには、いろいろな気遣いや気苦労も必須……。そこで今月は、使いすぎた頭の疲れを解消する「頭をすっきりさせるヨガ」をレクチャーしていきます。お目覚め効果もあるので、うららかな日中の眠気の誘惑対策にも効果的ですよ。

Let's TRY「頭すっきり編」

【実践ポーズ】
(1)上半身をほぐすシークエンス
(2)うさぎのポーズ
(3)やさしいラクダのポーズ

【ポーズの効果】
(1)胸周りと肩周りの緊張をほぐすことで、心臓から脳に向かう血流をUP
(2)頭頂を刺激して頭蓋骨の緊張をゆるめることで、心の疲れもリフレッシュ
(3)体の前面を開いて深い呼吸を促す。酸欠からくる眠気の解消にも◎


【動作のポイント】
(2)「うさぎのポーズ」
頭頂が床に触れていない場合(間違った例で、おでこを付けている場合があります)の多くの原因は、膝と頭の間隔が狭いこと。膝を置く位置を腰の真下に調整しましょう。また、頭を下げる際に、ふらつきや首の痛みを感じる時は、無理なくポーズを中止します。

(3)「優しいラクダのポーズ」
骨盤が下がりやすいので、恥骨を前に押し出すイメージを持つと良いです。首が痛む場合は、頭を後ろに倒さず、正面を向いたままでもOK。

 ヨガの哲学では、体の前面は「未来」、背面は「過去」とリンクすると言います。たっぷりと胸を開いて、これからの新生活を心地よく歩む準備を整えましょう!
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ヨガインストラクター、ライター。2004年にヨガを始め、綿本彰氏のスクールで指導者としてのトレーニングを積む。仲間とともに設立したヨガスタジオ「HAS YOGA(ハスヨガ)」などで指導を行うほか、ヨガコラムの執筆など多方面で活躍。ヨガを通じ、人々の幸せの輪が広がることを願っている。2012年12月に第一子を出産後は、自身の経験を踏まえながらマタニティヨガの普及にも情熱を注ぐ

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント