真冬にプールでアクアビクス やぎともこのボディ・ドライブ in ジャパン

やぎともこ

【やぎともこ】

 屋内プールの水温は23度の温水。わーい、あったかーい。参加者はご年配の方が多く、年末だったためか人数は少なめで20人くらい。皆さんいつも参加している様子で、上下がセパレートになったスポーティーなウェアの方が多かったです。ジムのプールでは水泳キャップ着用の決まりがあったので、やぎは受付で購入しました。

 どんな動きをするのか検討がつかなかったので インストラクターの方に「あのう、(水中)眼鏡ってした方がいいですか?」と質問したら「水の中には潜らないのでいらないですよ」ということでした。さらに泳げなくっても大丈夫だそうです。よかった!

 皆さんプールの一辺に等間隔で集まると、プールサイドにインストラクターの方が立ってアクアビクスがスタートです。アップテンポの音楽を流しながらリズムに合わせて左右に体重移動する“ロッキング”という動きを基本にしながら、ステップを踏み、陸にいる先生をお手本に同じように手脚を動かすのですが、スタジオでのダンスエクササイズなどに慣れている感覚で始めると、水の抵抗でスムーズに手脚が動かない。重いんです、水が。大きく動かせば動かすほど動きがスローになってしまう。

【やぎともこ】

 それでも頑張って動かしていると、やり始めて10分〜15分位で、身体が熱くなってきました。水の中で身体がホカホカと感じる位まで動いたことって今までないかもしれません。そのまま動き続けます。そのうちに、息も上がってきました。両脚を前に蹴り出すなどの浮力を使った動きも織り交ぜるのですが、その際は陸にいる先生はベンチに座って脚の動きの見本の動きをしてくれるのでそれを水中でまねします。

 見た目よりもハードな感じです。途中途中で水分補給する人もいましたが、気づかないうちに、汗をかなりかいているのではないでしょうか。やぎは遅れずに動きについていくのにアタフタとしてしまったのですが、周りの方たちはやり慣れているのか、キレキレな動きをしているように見えました(と言っても見えるのは首の上だけですが)。

 やぎはラストの『ロマンスの神様』が流れるころにはフーフー言っていました。「一緒に歌うともっと効果が高くなりますよ〜」と言われたものの、いやはや。水中で踊って笑顔を保って歌えたら特技にしたい。

 45分間のクラスが終わり、水の中から上がると、ワッ!急に浮力がなくなったからでしょうか、膝がガクガクでした。アクアビクス、初体験でしたが、ビシッと動けばかなりの運動量です。クールダウンとして水中ウォーキングを何往復かしてから終了しました。真冬にあえてプールエクササイズも空いてていいですよー。

 余談ですが、大変だったことといえば、濡れた水着を脱ぐのにかなり時間がかかったことでしょうか。脱いでいる途中で上にも下にも動かせなくなり、誰かに水着を引っ張ってもらいたい気持ちでいっぱいでした……。不安な方は、身体の前面がチャックになっていてそこから開閉できるデザインの水着がよいかもしれません。
※ボディ・ドライブとは:
自分の身体を運転すること。また、自分の身体を感じてみること。やぎともこが夜中に勝手に創作

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著者プロフィール

イラストレーター、デジタルペインター。趣味は真夜中の鍋磨きと引き出しの中の整理

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