第5回 遠藤保仁のような正確なパスを フットサル初心者がイケてるプレーヤーに
パスの基本はインサイドキック
・軸足はボールの横に置き、蹴り出したい方向につま先を向ける
・少し足先を上げて足首を固定。ゴルフのパターのようなイメージで
・膝は力を入れず、ゆるめる
・腕を広げ、上半身でバランスをとる
・かかとを押し出す感じで、ボールを蹴るのではなく押し出す
上記ポイントを押さえ、きちんとボールが当たるといい音がします。この音を目安に練習するのもいいでしょう。目的の場所にボールが行かなかったり、変な回転がかかったりするときは、かかとを前に出すことを意識してみましょう。つま先が先に出ると、思った方向にボールが向かうようになるはずです。
遠藤保仁選手が正確なパスを送れるのも、かかとがつま先より先に出ているから。フォロースルーが美しいことからもその正確さが分かります。練習を重ねると自然とフォームもきれいになります。インサイドで確実にボールを蹴ることができるように、意識を持って練習を重ねましょう。
パスを成功させるには瞬時の状況判断が必要
パスを受けて、出すまでに時間を要していては、相手ディフェンダーが寄ってきて、ボールを奪われてしまいます。パスを成功させるには瞬時に状況を判断することが必要です。パスを受けるときに正確にトラップをして足元にボールを落とし、キープ。周囲の状況を確認して確実にパスを渡せる味方を見つけ、再度ボールを見てパスを出す。パス練習の際は、その一連の動きを意識的に持って繰り返しましょう。
短いパスも、長いパスも基本は同じです。短いパスを正確に渡せるように、インサイドのインパクトの感覚を身に付けましょう。短いパスができるようになったら、徐々に味方との距離を長くしていきます。パスでゴールを奪うのは、チームスポーツでもあるサッカーの醍醐味(だいごみ)の1つ。正確なパスを身に付けて、次の試合でゴールに結びつけてくださいね。