野球の素晴らしさを知る上地雄輔 映画『バンクーバーの朝日』を語る
野球の楽しさ、素晴らしさ
もう十数年ほとんど野球はやっていないという上地だが、「仕事で野球ができて本当にうれしい」と語った 【スポーツナビDo】
「野球は何が起こるか分からないところが面白い。ずっと打ち続けたら1億点だって取れるから(笑)。それと、チーム戦なんだけど、守備の時に打球が飛んできたら全員がその人を見るし、攻撃では順番に打席が回るし、一人一人が主役になれる瞬間があるのも野球ならではだと思います。あと、失敗してもかまわない。3割打ったらすごいと言われるということは、10回やって7回失敗しているということですからね。そんなスポーツは他にないと思います」
「今回の映画をやっていて思ったんですけど、野球をやっていると、ものすごく仲間と仲良くなれるんですよ。キャッチボールするだけで打ち解けた気持ちになる。キャッチボールって、こっちがいいところに投げないと、受けた人が次の動作に入りづらくなるから、変なボールが返ってきちゃうんですよ。どうやったら相手が取りやすいか、投げやすいか、自然に考える共同作業なんです。人との付き合い方に通じるんじゃないですかね。野球を楽しむには、まずキャッチボールだと思いますね」
上地雄輔
バンクーバーの朝日
【(c)2014「バンクーバーの朝日」製作委員会】