白熱したブラインドサッカー世界選手権 「松原渓のスポーツ百景」
【松原渓】
初の日本開催となった世界選手権
今大会は史上初の日本開催ということで多くのメディアにも取り上げられていたため、映像などを初めて見て、ブラインドサッカーを知った方も多いのではないだろうか。1980年代初頭に始まり、南米やヨーロッパを中心に発展したブラインドサッカーは、2004年アテネパラリンピックから正式種目として採用された。
日本代表は2006年アルゼンチン大会(8カ国中7位)から参加し、2010年イングランド大会(10カ国中8位)にも出場している。そして、3度目の出場となる今大会での目標はベスト4。その先に見据えるのは、2020年東京オリンピックでの「世界一」だ。先月の2014アジアパラ競技大会では銀メダルを獲得するなど、チームの強化は着々と進んでいる。
世界選手権はサッカーで言えばワールドカップに相当する大きな大会で、今大会は南米、ヨーロッパ、アジアから過去最多の12カ国が参加した。
会場は若者の街・原宿から徒歩圏内にある国立代々木競技場フットサルコート。ここに特設コートが作られ、9日間にわたって強豪国の白熱した戦いが繰り広げられた。
ブラインドサッカーのルールや競技の見どころなどは前回の記事(http://dosports.yahoo.co.jp/column/detail/201409260001-spnavido)をご覧いただき、今回は熱気に満ちた試合会場の様子をリポートしたい。