日本のジムは高すぎる? 10ドルのフィットネスクラブが米国で話題

Sportie/スポーティ

【Sportie/スポーティ】

 日本のフィットネスクラブ人口は3%ほどと言われています。しかし日本よりフィットネスへの関心が強い米国では、その割合は10%を超えています。

 日本のフィットネスクラブは、ほぼ料金やサービス形式が似通っています。しかし米国では料金体系やサービス形式の選択肢が多く、ステータスとして高級フィットネスに通いたい人、本格的にスポーツをしたいアスリート、交流場所にしたい人、シンプルにマシンで体を動かしたい人など、自分の目的に合うジムを選ぶことができます。この間口の広さがフィットネスクラブ人口を増加させている理由なのかもしれません。

 その中のひとつ『Planet Fitness』は、米国の他のメジャーなフィットネスクラブより低価格でサービスを提供できないかと考え、1992年に事業を開始。「月10ドルで通える」ということで話題になり、現在米国で800店舗・600万人の会員を誇るまでに成長した、いま注目のフィットネスクラブです。

わかりやすい2つの料金体制

【Sportie/スポーティ】

【Sportie/スポーティ】

『Planet Fitness』の料金体制はシンプル。2つのコースしかありません。ひとつは月$10のスタンダード会員。これは登録したブランチ(ジム)のみ使用できるものです。

 もうひとつが月$19.99のPF Black card会員です。これは『Planet Fitness』どのブランチでも使用可能なコース。例えば普段西海岸のブランチに通っている人がNYに出張しても、そのままNYにある『Planet Fitness』を利用できます。また飲み物の割引、マッサージチェア・水圧マッサージ・日焼けマシンの使用が無料。会員でないゲストを連れて行けるなど、さまざまな特権があります。

【Sportie/スポーティ】

 入会金はそのブランチによって異なり、私はオープン時のキャンペーンで入会したため入会金$1、年会費が$29でした。これらの料金は変動するため、WEBサイトで確認して行くのがよいでしょう。日本では曜日や時間帯などで料金の差別化がありますが、米国では利用時間を問わないシンプルな料金設定が多いです。

最新のマシンを使用 サービスはシンプル

【Sportie/スポーティ】

『Planet Fitness』にはヨガやズンバなどのレッスンはありません。エクササイズやマットを使用した筋トレレッスンは行われていますが、各自で体を動かすエクササイズマシンが中心です。ただし、それらのマシンは最新のものが使われており、数や種類も豊富。

 私が通っているブランチにはランニングマシンが36機、クロストレーナーが44機あり、ランニングマシンの正面にはフラットTVが完備。日本のようにサウナやお風呂がないのは残念ですが、広いロッカールームとシャワールームが用意されています。

 24時間営業で、会社終わりの午後5〜8時は多少混みますが、その時間を避ければ比較的空いています。ただし、マシンのサイズは外国人サイズ。身長150cmの私は、ラットマシンのバーに届かずいつも周りのマッチョなお兄さんに助けてもらっています(笑)。

米国在住でなくても入会可能

【Sportie/スポーティ】

 米国在住でなくても入会可能な『Planet Fitness』。米国へ長期の旅行や出張の機会があり、出先でも健康管理をしたいという人は、手頃な料金で加入できるスタンダード会員になってみるのも良いかもしれません。同行者がPF Black cardを持っていればいっしょに利用できるので、現地の友人と一緒に異国の地で汗を流すのも良いでしょう。

(文・舟津カナ)

※『Planet Fitness』の情報は2014年8月現在のものです
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

スポーツのさらなる楽しみ方やスポーツを取り入れた新しいライフスタイルを提案するWEBメディア。“する”スポーツだけではなく、”見る"スポーツやスポーツを“支える”ヒト・モノ・コトまで幅広くフォーカス。つい自分の生活に取り入れたくなるスポーツインスピレーションをあなたのもとへ

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント