アギーレ「妥当なドローに終わった」=国際親善試合 ベネズエラ戦後会見

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「ミスの一番の責任者は私だ」

代表初ゴールを決めた武藤(写真)、柴崎の活躍は大きな収穫だった 【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

――監督はアジアカップまでのテストだと言っていたが、この2試合で全員が次のステージに行くことができるのか。また出場できなかった選手についてはどうか?

 マツケン(松原健)を使うことができなかった。タカ(扇原貴宏)、GKのシュー(西川周作)とアキ(林彰宏)も使うのは難しかった。でも5回の練習で彼らをしっかり見ている。次のリストを見たとき、誰が良くて誰が良くなかったか分かると思う。

――この2試合での一番の収穫は何か? そして今回初めて選出した選手が結果を出したことについて。

 2つ目の質問が重要だと思う。新しい代表の選手が良いプレーをして、しかも結果を残した。他の選手は、ある程度の情報がある。ワールドカップや欧州でのプレーは見ていたし、彼らは期待通りだった。この期間を通して何が良かったかと言えば、この新しい血が注入されたこと。将来があるということだ。

――昨日も「ゴールをプレゼントしていけない」と言っていたが、ウルグアイ戦に続いてミスから失点してしまった。これは単に個人のミスか、それともチームが始動したばかりの構造的な問題なのか?

 ハハハ(笑)。ミスの一番の責任者は私だ。ミスがあったとしても、選手が判断してプレーしたことは、私は満足させるものだ。こうした親善試合でミスが起こることを喜んでいる。アジアカップでこういうことが起こらないことを期待している。相手に(ミスを)利用されないことを願っている。それにしても(相手は)ミスをまったく許してくれなかった(苦笑)。

――2試合勝てなかった。自分自身の仕事に何点をつけるか。それが難しかったら、サッカージャーナリストなら何点つけると思うか?

 それぞれがそれぞれに仕事をしよう(笑)。

――後半に流れを引き寄せたのは、交代がうまくいったからか、それともハーフタイムでの指示によるものか(小谷紘友/サッカーキング)

 ハーフタイムで指示は出した。そして交代で入った選手たちは、いいプレーを見せてくれた。まずベネズエラが前半、われわれよりも激しくプレーしていた。われわれよりいいプレスをしていたし、いいリズムでプレーしていた。だから後半は、テンポを上げていこうと話をして、もっとプレッシャーをかけるようにした。2ゴール決まったし、そしてポストに当たった場面もあった。45分でそれができたのは悪くはなかった。ただ、前半は悪かった。柿谷(曜一朗)の決定機がひとつあったくらいだった。

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