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四国からUFC初アジア人女性ファイターへ
日本大会デビュー! 中井りんインタビュー
UFC初のアジア人女性ファイターとして9.20日本大会でデビューする中井りん
UFC初のアジア人女性ファイターとして9.20日本大会でデビューする中井りん【スポーツナビ】

 9月20日に行われる「UFC JAPAN 2014」で中井りんはUFC初のアジア人女性ファイターとしてデビューし、バンタム級2位のトップファイター、ミーシャ・テイトと対戦する。これまでVALKYRIE(ヴァルキリー)とパンクラスで王座を獲得してきた中井は17戦16勝1分といまだ無敗。愛媛県今治市で練習を積み、ウェディングドレスを思わせる衣装で大会発表会見(6月実施)に出席した中井に、試合へ向けての心境、そしてドレスの訳を聞いた。

中井の武器は外国人を上回るフィジカル

17戦16勝1分といまだ無敗でパンクラス女王に
17戦16勝1分といまだ無敗でパンクラス女王に【田栗かおる】

――大舞台UFCへの出場が決まり、会見の出席も終えいかがでしょう。


 こういう記者会見も含め、やっぱりプロモーションとか規模が大きいですね。私自身こういうことでとても忙しく、驚いています。圧倒されるぐらいというか(笑)。


――中井選手は四国ご出身とのことですが、練習は今も四国でしているのですか?


 愛媛県今治市にいます。今後も基本的にはそうですけど、東京やアメリカで練習してみたいという思いはあります。


――東京やアメリカなら選手もたくさんいるでしょうが、今治だと練習相手に困ったりすることはないですか?


 そうですね、練習相手には困っています。今募集しているんですけど(※自身のブログで練習相手の募集を行った)、今治市が田舎なのでなかなかいなくて、困っちゃっています。


――でも、そういった中でもこれまで17戦16勝1分と2006年10月のデビューから無敗で来ているのはどうしてだとご自身はお考えですか?


 私は全部館長(=所属する修斗道場四国のWILD宇佐美)が考えてくださってそれをやっているだけなので、そういったことは館長に聞いた方が早いし分かると思います(笑)。でも、今はアメリカがレベルが高く盛り上がっているので、アメリカに行って勉強したいと思っています。


――外国人選手との対戦も多い中井選手ですが、フィジカルの差を感じることはないですか?


 やっぱり日本人選手とは全然違いますね。「強い」っていう一言で言っていいのか分からないですけど、「強い」です。体が強い。男の人と戦っているような感じです。


WILD宇佐美 外国人の特徴は一番はフィジカルですよね。中井は背が小さいけど、それを上回るフィジカルを持っているから勝てているんだと思います。


 私が勝ってこれているのは館長のおかげです。館長は打・倒・極、心・技・体を万遍なく、穴をなくすような教え方をするので、そういうフィジカルのトレーニングも入っていますし、バランスよく練習しています。館長がそういう、偏りのある選手が好きじゃないんです。


――たしかに現在のUFCを見ていても、トップの選手はオールラウンドにできて、その上で得意な部分が特化しているというタイプであるよう感じます。


 UFCに出ている選手はみんなとても強いですね、ほんとに。

日本人、アジア人女性の道を切り開いていけたらいい

「日本人、アジア人女性の道を私が切り開いていけたらいい」と意気込み
「日本人、アジア人女性の道を私が切り開いていけたらいい」と意気込み【スポーツナビ】

――UFCの試合はやはりこれまでご覧になっていたのでしょうか。


 はい。でも目指していたという感じではなく、今回決め手になったのは日本大会、日本開催でデビューが日本でできるっていうことです。


――ご自身がアジア圏から初の女性ファイターとなることについてはどう思われますか。


 日本人、アジア人女性の道を私が切り開いていく立場だと思うので、切り開いていけたらいいなという感じはしますし、盛り上がる力になったらいいなと思っています。

恒例コスプレは「UFCのNGが出なければ(笑)」

記者会見では初心に返るという意味でマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」のコスプレで登場
記者会見では初心に返るという意味でマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」のコスプレで登場【スポーツナビ】

――周りの反響はいかがですか?


 私自身は今日発表になるまで誰にも言ってないんですけど、勝手にみんな知ってるみたいで(笑)。ネット上なんかでも反響があるみたいです。


――戦う舞台がUFCになることで、何か気持ちの面で変わることはありますか?


 いえ、気持ちは何も変わらないです。


――では、今日もでしたがこれまで見せてきた試合外でのコスプレも変わらないと。


 これはUFCが構わないと言えばできる範囲でやっていきたいと思います。NGが出なければ(笑)。今日もこれはギリギリでした(笑)。


WILD宇佐美 本当はこの服装はNGだったんです。でもギリギリになってOKになって。別に自分たちの感覚だと何も悪いとは思わなかったんですけど(笑)。


――ではNGが出ない限り、この路線も続行と。


 できる限りで頑張っていきます、この路線なので(笑)。


――UFCといえば大会前日に公開計量がありますが、そこも話し合い次第と。


 そうです。今日は新しい世界に入るので、初心に返るという意味でマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」でした。


――なるほど、コスプレには毎回そうやってテーマがあるのですね。


 あります。テーマを決めないと服が決まりにくいので。もし何もコスプレしていなかったら、ダメだったんだと思ってください(笑)。そう思ったら面白いですね(笑)。


――対戦相手のミーシャ・テイトは女子バンタム級2位の強豪ですが、中井選手が得意とする勝利後のバク宙が見られることを期待しています。


 そうですね。それはファンのみなさんが期待してくださっているので。


――それでは最後に、そんなファンの方々へメッセージをお願いします。


 私は一生懸命やるだけなんですけど、みなさん、さいたまスーパーアリーナへ観に来てください。それで中井りんの応援よろしくお願いします。

長谷川亮

1977年、東京都出身。「ゴング格闘技」編集部を経て2005年よりフリーのライターに。格闘技を中心に取材を行い、同年よりスポーツナビにも執筆を開始。そのほか映画関連やコラムの執筆、ドキュメンタリー映画『琉球シネマパラダイス』(2017)『沖縄工芸パラダイス』(2019)の監督も。

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