和太鼓ドン!で発散エクササイズ 脳も活性化、日本の伝統は奥が深い

スポーツナビDo

みんなで効果抜群の全身運動

 この最初のリズムを覚えたら、次に「ドン! ドン! ドン! ドン」の4分音符、さらに「ドコドコドコドコ」の8分音符と、同じように全身を使って覚えていくのだ。ここまでやってみて、星崎先生の言うとおり和太鼓は想像以上の全身運動。腕ばっかりが疲れるのかと思っていたが、とんだ見当違いだった。そして、このレッスンの締めくくりとして用意されたエクササイズが、また楽しくて、さらに効果抜群の全身運動だったわけです。

 まず、覚えた3つの2分音符、4分音符、8分音符を1つにつなげた長いリズムを覚える。次に、今回のレッスンに参加した10名の太鼓のうち8つを2列に並べ、みんなで向かい合わせになり、覚えたばかりの長いリズムを打つ(2名は一時休憩)。そのリズムを打ち終えたら、すぐさまピョンとジャンプして右隣の太鼓に移動し、また最初から打つ。これを10名で延々と繰り返すわけだ。

 文章ではちょっと分かりづらいので、下の動画を見てください。


 ね? すごく楽しそうでしょ?

太鼓を打つこと自体が脳の活性化

「楽しかった。またやってみたい!」と笑顔で感想をかたったあやめさん(左)、ゆうたさん(中) 【スポーツナビDo】

「リズムを刻みながら楽しく体を動かすことができるので、もっとやりたいと思いました。きょうは初心者用のメニューだったと思うんですけど、もっと上のクラスでもやってみたいですね。それに最後のエクササイズはみんなでいっしょに楽しめましたし、すごく面白かったです!」(あやめさん)

「和太鼓というと難しいイメージがあったんですけど、意外に難しくなかった。リズムに乗り始めたら楽しくなってきましたし、腕がけっこうつらくなってくるのかと思いましたけど、そんなことはなくて最後まで楽しく運動できましたね。ぜひまたやってみたいと思いました」(ゆうたさん)
 体験した若い2人もすっかり和太鼓にハマってきた様子。さらに2人とも「ゲームではやったことがあったけど……」と、ホンモノの和太鼓を打つのは初めてだったようで「ドン!と大きな音が鳴るのが気持ちよかった」と笑顔を見せていた。この“音”という点について、星崎先生はこんなことを言っている。

「太鼓の音は科学的に、体に良い影響を与えると言われているんです。大きな音を鳴らすことができるので、それだけで単純にストレス発散になりますし、太鼓を打つこと自体が脳の活性化に役立っているという研究結果も出ているんです」

 リズムに乗って体を楽しく動かすことができ、ストレス発散、脳の活性化にもなるという和太鼓エクササイズ。体の運動だけじゃなく、日本の伝統文化・芸能の奥深さをも知る、とってもいい機会になりました。

あのアヴリル・ラヴィーンとも共演

和太鼓ユニット『無限−MUGEN−』の花原京正さんが特別に演奏を披露してくれた 【スポーツナビDo】

 さあ、最後に、あのアヴリル・ラヴィーン自らの指名によりジャパンツアーに帯同して共演した和太鼓ユニット「無限−MUGEN−」のメンバーの1人、花原京正(はなはら・きよまさ)さんにも合流していただき、特別に和太鼓パフォーマンスを披露していただきました!
 すばらしい演奏ですので、ぜひ動画でご覧ください!


 なお、TAIKO−LABは今回取材した青山以外にも都内各地、また神奈川、千葉、埼玉などの関東各県、さらに北海道、仙台、愛知、大阪、京都、兵庫、滋賀と全国に展開中。ちょっと太鼓を打ってみたい――そう思った方はぜひお気軽に、お近くのTAIKO−LABまで! 日本の伝統に触れながら、楽しく体を動かすチャンスですよ!!

(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)

取材協力:TAIKO−LAB 青山

〒150−0001
東京都渋谷区神宮前3−1−30 コンセプト青山 B1
TEL:0120−979−447
http://www.taikolab.com/
http://www.taiko-center.co.jp/2009sum/2009school.html

2/2ページ

著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント