ムタとTAJIRI毒霧共演でTNA撃退=W-1

高木裕美

グレート・ムタとTAJIRIは毒霧の共演でTNAコンビを撃退 【t.SAKUMA】

 4日の「WRESTLE−1 TOUR 2014 Cherry blossom〜final〜」東京ドームシティホール大会では1750人を動員した。
 武藤敬司の悪の化身であるグレート・ムタはTAJIRIと組んで、TNAのアビス&カザリアン組と対戦。共に海外マットで名を馳せ、過去にも共闘しているムタとTAJIRIは、再三に渡るピンチをダブルの毒霧噴射で切り抜け、アビスの画鋲地獄を回避。毒霧で視界を奪われたアビスに同士討ちで背中じゅう画鋲まみれとなったカザリアンにムタがシャイニングウィザード、TAJIRIがバズソーキックとたたみかけて勝利すると、ムタは再び魔界へと戻っていった。

マッチメイーカー征矢を撃破も醜態

征矢を撃破しエースをアピールしたKAIだったが、火野に襲われダウン 【t.SAKUMA】

 メインイベントでは、自称“WRESTLE−1のエース”KAIが、マッチメイカーの征矢学と一騎打ち。KAIを目の敵にする征矢のワイルドボンバー、滞空式雪崩式ブレーンバスターなどに苦しめられながらも、パワーボム、トラースキック、LAT、スプラッシュプランチャとたたみかけて激勝。公約通り、征矢をマッチメーカーの座から追放した。
 これで晴れて「WRESTLE−1のエースはオレだ!」と宣言したKAIだが、直後にKAIENTAI−DOJOの火野裕士の襲撃を受け、Fuxxking Bombでリング上でダウン。醜態をさらしたKAIを、デスペラードの河野真幸が連れ去った。

藤波ジュニアがW-1武者修行を志願

藤波親子と船木は絶妙コンビネーションでデスペラードに快勝 【t.SAKUMA】

 藤波辰爾&LEONA親子がW−1マットに初登場。 藤波の後輩であり、LEONAのデビュー戦の相手でもある船木誠勝とのトリオで、河野真幸&崔領二&KAZMA SAKAMOTOのデスペラードと対戦した。
 デスペラードはLEONAを「ドラ息子」「ボンボン」とこきおろすと、場外戦に連れ出し、ラフファイトの洗礼を浴びせる。さらにKAZMAは掟破りのドラゴンリングインを仕掛け、父親をも挑発。すると藤波も怒りのドラゴンリングインからドラゴンスクリューを連発してみせると、ドラゴンスリーパーで相手チームを捕獲。LEONAも足4の字固めでアシストする間に、船木がハイブリッドブラスターでKAZMAを仕留めた。
 試合後、船木が「WRESTLE−1でもまれてみないか」とLEONAを巡業に誘うと、藤波も「手元から離れて、場数を踏んでみるのもいいと思う」と賛同。LEONAも「ぜひ指導を仰ぎたい。早く本物のプロレスラーになりたい」と、WRESTLE−1での武者修業を志願した。
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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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