理想のボディラインのために 了徳寺大学「女子トレ部」 第2回

IRONMAN

シエカのワンポイントアドバイス

【IRONMAN】

美しいフォームを身につける 女子的「ベンチプレス」
・足の位置、お尻とシートのつき方などバランスを整えながら丁寧にポジションのセットすることを心がける。
・ウオームアップでもフォームの美しさを意識していくクセ付けをする。
・手首のグニャグニャはケガもしやすい。こぶしで腕立て伏せをするようなイメージで手首から甲を一直線に保つ。リストラップをするのがオススメ。
・猫背気味で胸の張りを作りにくい場合には、ラットプルダウンをウオームアップに行ってみる。

【IRONMAN】

ケガをしないための基本をおさえる 女子的「インクラインダンベルベンチプレス」
・極端に肘を下げ過ぎてしまう女性が多く、力が抜けてしまうことでケガの危険も高まる。
・マシンを利用してボトムポジションでの動作を繰り返しブレーキをかける・切り替えタイミングの練習を。
・スピードを少しゆっくり目にしてフォームを安定させる。
・片手ずつ行ってみることで中心軸の確認をして、ブレないフォームを作る練習もオススメ。

女子トレ部員 クローズアップ

【IRONMAN】

【IRONMAN】

佐和ちゃん(20歳)
パーソナルデータ
・女子トレ部で唯一の看護学科の学生。
・167cmという長身に長い手脚が目を引く。
・負けず嫌いのキリっと女子。

Q:なぜ女子トレ部に?
A:中学から体操を始め高校でも続けていました。部活から離れたときにいつも見えていて当たり前だった腹筋が消え、体のラインが普通の女の子に変わっていくことに対して「イヤだな」と感じました。体操仲間の男性と一緒に体操のトレーニングをしているときにも「女の子なのに強いね」と言われても、心の中で「私より強いのに…」と悔しくてトレーニングをしようと思いました。

Q:トレーニングはどのくらいのペースで?
A:週に1回位。合わせて体操を1〜3回です。体操の練習で体育館を巡るときに、いろいろな出会いがあり仲間に会えることも楽しいです。

Q:胸のトレーニングはしたことがある?
A:マットを運ぶときに、ギュッと胸の前でマットを挟んで運ぶと後でいいことあるよ〜と言われてやっていました。アイソメトリックですね(笑)。
Q:ベンチプレスという種目に対しての印象は?
A:同じ動作の繰り返しで退屈じゃないのかな?と思っていました(笑)。倒立などはしていたので重さには慣れていると感じていたけど、実際にベンチプレスをやってみて「持ち上げる」という感覚を知りました。なんか新しい…。それにフォームを少し変えるだけで感覚も変わるんだなと分かりました。

Q:トレーニングの目標は?
A:大きい筋肉が欲しいとか腕をモリモリさせたいというわけではなくて、体操に役立つようにトレーニングをしていきたい。体操でどういう変化が起こるのかは、実際に体が変わったときにしか分からないので、まずは続けてみたいと思います。見えるところではなくてバネがあって芯を感じさせるカラダが目標です。それとレオタードが似合う体になりたいです。体操の大会にもまた出てみたいなと考えています。

(取材協力:岡田隆・了徳寺大学准教授)

■Shieca(シエカ)
フィットネス・ライフ・コーディネーター。運動経験ゼロであったが、体型の崩れをきっかけに27歳で筋力トレーニングを開始。女性らしく鍛えられたカラダで健康的な美しさを競うフィギュアコンテスト「JBBFボディフィットネス」に出場し、東京・関東(初代)・東日本(初代)大会チャンピオンとなる。2010年に全日本大会準優勝、11年には東アジア選手権代表に選出される。実体験に基づき、トレーニングや食事など日々のケアを提案している。

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著者プロフィール

毎月12日発売。発行は株式会社フィットネススポーツ。1990年の創刊以来、約四半世紀の伝統を誇るウエイトトレーニング&スポーツニュートリション専門誌。米国を中心とした海外の最新の研究に基づくトレーニング法や栄養情報を紹介している。また日本国内のボディビル、パワーリフティング大会の試合レポートや、ウエイトトレーニングを取り入れているアスリートやトレーナー情報も掲載している

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