究極のストレッチで歪みをリセット! ヤムナ・ボール・メソッドとは?

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【Sportie】

ヤムナ(R)ボディローリング認定プラクティショナーの鈴木智さん 【Sportie】

 ナオミ・キャンベルやカロリナ・クルコヴァといったスーパーモデル、シンクロナイズド・スイミングの中国代表チーム、レスリングの米国代表チームなどのプロスポーツ選手……。世界を股にかけて活躍する彼らには、とある共通点があります。それは、ストレッチ方法。

 彼らが実践しているのは、大小さまざまな種類のボールを使ってからだを伸ばしていくヤムナ・ボール・メソッド。ニューヨークのカリスマ・トレーナー、ヤムナ・ゼイクが生み出したこのユニークなストレッチ法は、歪み改善に高い効果を発揮していることから「究極のストレッチ」と言われています。

 たった10分やるだけでも違いを感じられると聞き、また「究極」という言葉に心を動かされた編集部が訪ねたのは、日本ではまだ数少ない認定プラクティショナーの資格を持つ鈴木智さん。毎週火曜日にセッションが開催されている目黒区西小山のスタジオにお邪魔しました。

からだの歪みと向き合うことで、慢性的な疾病を予防

ヤムナボールの種類は、部位やからだの状態によって使い分けられています 【Sportie】

 そもそも、からだがゆがんでいるのかどうかは自分でも分かるものなのでしょうか? 放置すると肩こりや腰痛、偏頭痛につながると聞いたので、できたら早めに改善しておきたいものです。しかし鈴木さんによると、自分で気付くのはなかなか難しく、痛みが出てきて初めて気付くという人が多いそうです。

「実は痛みが出てからではもう遅い場合がほとんどです。その前の段階でヤムナ・ボール・メソッドをやっておくと、からだをボールに乗せてみることで『ここがかたいな』『ここにはうまく乗らないな』など、自分で不調を認識できます。そこをケアしてあげることで、慢性的な疾病の予防につながるんですよ」

 ヤムナ・ゼイク自身がこのメソッドを開発したのは、出産時に歪んでしまった股関節を調整するため。最初は指圧のようなかたちから始まったそうですが、筋肉がついているところやかたまっているところを解剖学に則って満遍なく伸ばし、しかも個人でもできるための方法を模索しているうちにヤムナ・ボールに辿り着いたのだとか。

メインテーマは「いつまでも動けるからだ」

【Sportie】

 ヤムナ・ボール・メソッドのメインテーマは「ボディ・サスティナビリティ」。つまり、いつまでも動けるからだをつくっていくということ。運動不足気味の人にとっては耳の痛い話です。

「普段からスポーツをしている人とそうではない人では、日常生活で使っている筋肉にあまり違いがないんですよ。まっすぐ歩くのも速く走るのも、足を前に出すという点においては一緒。ボリュームや負荷、頻度が違うだけのことなんです」と鈴木さん。からだにとって大切なのはいかに運動をしているのかではなく、どれだけ基盤ができているのかということだそう。

「スポーツに限った話ではなくて、やりたいことを長く継続していくためには基礎がしっかりしていないといけないですよね。ヤムナ・ボールを使うことが、からだのパフォーマンスを改善するための基礎づくりになっているんですよ」

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