蹴りたがる女子はなぜ増えた? キック系ジムに通うホントの理由
【スポーツナビDo】
キックボクシングジムが好調
そんな世の中なのに、格闘技系エクササイズのジムは好調らしい。しっかりとした統計は取っていないので、あくまで“らしい”ということにしておきますが、「特にキックボクシング系のジムが増えていますよね」。そう語るのは、K−1をはじめあらゆる格闘技大会でレフェリーとしても大活躍している、スキンヘッドがトレードマークの和田良覚トレーナーだ。しかも、最近はモデルの道端アンジェリカさんがキックボクシングエクササイズの本を出版するなど、特にキック系は女性の注目を集めている。
ランニング、ヨガ、ピラティスなど女性が好みそうなエクササイズは数あれど、なぜ蹴りたがる女性が増えているのか?
女性会員およそ4割の「HAYATO GYM」
こちらがHAYATO代表、K−1現役時代は“叩き上げのベビーフェイス”と呼ばれ女子人気も高かった 【スポーツナビDo】
女性が約4割もいるHAYATOジムに潜入、写真のようにラダーを使ったトレーニングを導入しているジムは都内でも珍しいらしい 【スポーツナビDo】
ダイエット、ストレス発散、そしてカッコいい
和田良覚トレーナー(右)は毎週木曜日の夕方にHAYATOジムで指導、和田さんのメニュー目当てでやってくる女子も多いという 【スポーツナビDo】
「ダイエット、ストレス解消にはもってこいですね。お尻、足に効果的ですし、腰のねじれを使いますので、お腹回りはかなり絞れますね」
HAYATO会長が言うには、キックボクサーはムラなく筋肉がついており、きれいな体をしているとのこと。なるほど、思い起こせばキックボクサーは総じてシュッとした体型の選手が多い。先述した和田トレーナーも同意見だ。
「やっぱり体を捻転させますから、お腹の回りに対しては効果バツグンです。また、キックボクシングは上半身だけじゃなく足も使いますから、まさに全身運動。上から下から全身を使って動かすということはコンディションも整えられますし、絶対におススメしたいですね」
未経験者、初心者でも大丈夫! こうしてHAYATO代表自らが丁寧に指導してくれる 【スポーツナビDo】
「もしかしたら、バンテージを巻いたり、グローブをはめたりするのはカッコよく見えますから、そういったカッコいい女性に憧れる人がキックを始めたりするのかもしれないですね。それにミットに向かって思いっきり蹴ったり、殴ったりするのは特に女性にとっては非日常的ですから、ランニングやヨガではつまらないという人がそういう刺激を求めて来るのではないでしょうか」