猫背解消のためのエクササイズ 伊藤華英のピラティスレッスン(3)
【坂本清】
実感が湧かない方も焦らずに
「ピラティスとは、心と身体のバランスを整え、生活を豊かにするものである」
このように私は唱えていますが、あなたはどのように感じましたか? 実感が湧かない方も焦らずに、エクササイズを行っていきましょう。
繰り返しお伝えしますが、ピラティスを行いながら、身体のセンター(軸)を意識することによって、心にも軸ができ、信念にぶれがない心を手に入れることができます。その一方で、軸ができることで、信念以外の物事については柔軟に対応できるようになると思います。
センター(軸)を意識して
【Getty Images】
オフィスワーカーの方は、1日中椅子に座っていることが多いと思います。その際、パソコンのキーボードを打つために、両肩が内側に入っていませんか? また、首が前方へ向かっていませんか?
その時は楽な姿勢に思えるのですが、あとから腰が痛くなったり、肩こりがひどくなってくる方もいるのではないでしょうか。猫背姿勢の方は、骨盤が後傾(骨盤が立っていない状態)していることが多いのが特徴です。
いつもの自分の姿勢を思い出して下さい。この思い出す作業も、自分と向き合うために大事な一歩になります。ご自身の姿勢のチェックは済みましたか?
前回もお伝えしたように、セッション中は呼吸、筋肉など、自分自身の身体に耳を傾け、センター(軸)を意識することが大切です。ピラティスの呼吸法は、鼻から吸って、口から吐きます。吸っている際は、動きは停止しています。息を吐く時に動きが入ってきます。
では、集中力を高めて、心を落ち着かせてトライしましょう!