佐々木憂流迦「ZST王者を圧倒的な力で叩き潰す」=1.13修斗
藤原敬典「ZST王者として他団体でも結果を残したい」
藤原は憂流迦撃破で修斗タイトルとVTJ出場を狙う 【田栗かおる】
「練習仲間たちがよく修斗に出ていたり、師匠の(秋本)じんさんが修斗の選手ですし、そういう大会に出ることはうれしいですね」
――藤原選手はアマチュア修斗に出場したことはあるんですか?
「はい。ただあまり戦績が良くなくて(苦笑)、それでもっと経験を積もうと思ってZSTのアマチュア大会PRE−STAGEにも出るようになったんです。そこで結果を残せるようになって、そのままZSTに出るようになったという感じですね」
――なるほど。一度は修斗に出てみたいという気持ちはありましたか?
「やっぱり仲間と同じリングで戦ってみたかったですし、修斗で戦っている仲間に自分の強さを分かってもらう意味でも、チャンスがあれば修斗に出たいと思っていました。またじんさんも『修斗で1勝することは大変だ』ということをずっと言われていたので、修斗という場所で勝利を手にしたいという気持ちもありましたね」
――藤原選手はZSTでも修斗の選手と対戦していますが、プロシューターというものにはどんな印象を持っていますか?
「何でも万遍なくできるというイメージです。それでポイントゲームが上手い。あまりそういう部分を考えずに戦ってもいいのがZSTなので、修斗の選手と戦う時には対応に時間がかかったかなと思います」
――ZSTの王者として比べられる部分もあると思いますし、修斗の選手に対抗意識や負けたくないという気持ちはありましたか?
「それは僕自身もあるし、応援してくれる人もありますよね。誰が相手でも負けていいとは思わないし、負けてほしいと思っては見ないでしょう。ZSTを見に来るファンの人たちで普段は僕を応援しなくても、こういう試合になったら結果は気になると思うんです。だから負けられません。そういう人たちに『ZSTの選手って強いでしょ!』という会話をしてもらえたらうれしいですね」
■修斗のタイトル戦線にも絡みたいしVTJにも出たい
――対戦相手の佐々木憂流迦選手にはどんな印象を持っていますか?
「実はもし自分が修斗に出ることになったら、憂流迦選手になるんじゃないかなと思っていたんですよ。だからある意味、戦うことはイメージしていました。ただ試合が決まるまでは特に気にして見ているということはなかったです」
――実際に戦う相手として、憂流迦選手のことをどう分析していますか?
「う〜ん、どうなんですかね……。僕はもともと対戦相手のことを意識しないタイプなんですよ。僕が研究し続けているのは対戦相手に関係なく勝てるスタイルなので、誰が相手でも自分を出すことが目的なので、相手を気にしたことはないです。まあデカいなとは思いましたけどね」
――12.15新宿で挨拶した際「背が高い相手を殴るのは得意」という発言もありましたが
「そうですね。僕は背の高い選手はパンチを当てやすいんですよ。殴られ慣れてないのかもしれないですけど。そこは自信を持っています」
――その他にも藤原選手が「修斗で強いところを見せる」「寝技で一歩を取られたことがない」と言ったあと、憂流迦選手が「ZSTの看板を叩き割る」「首を絞めて気絶させる」と返す舌戦もありました
「僕としては一方的に言われている感じがしただけですよ。ただ憂流迦選手がすごく煽っているのを見て、僕は『若くて元気だな』と思っていました(苦笑)」
――この試合を注目しているファンの人も多いと思います。ずばりどんな試合を見せたいですか?
「ZSTを応援してくれている人たちが『ZSTすごいでしょ』と言ってれるような試合をして勝ちたいですし、ZSTを知らないファンの人たちには『こんな選手がいるんだ!』とインパクトを残せる試合をしたいです」
――藤原選手は2014年をどんな1年にしたいですか?
「ここでしっかり勝って修斗のタイトル戦線にも絡みたいですね。あとはVTJにも出たいです。小谷(直之)選手はZSTの王者としてどこの団体に出ても結果を出しているじゃないですか。逆に僕はチャンスをもらいながら、それを活かせないまま来ているんで、ZST王者として他団体でも結果を残したいです」