ロシアに完敗、越川優「課題は攻撃面」=グラチャン男子 ロシア戦後コメント
ライトから効果的な攻撃を見せた清水邦広 【坂本清】
開始からリズムをつかんだのは地力で上回るロシアだった。ジャンプサーブとブロックで連続得点し、早くも1−5とリードを奪う。日本も横田一義のBクイックや松本慶彦のブロックで応戦するが、点差は縮まらずにロシアが第1セットを先取した。続く第2セットも流れは変わらず、ロシアが先行する展開。日本は福澤達哉に代えて米山裕太を投入するなど打開を図るが、サーブとブロックでロシアが日本を圧倒する。終盤に越川優のバックアタックなどで追い上げるも及ばず、ロシアが第2セットも連取した。
第3セットに入ると、序盤こそ互いに点を取り合う接戦となったが、徐々にロシアが連続ポイントを挙げて点差を離していく。高い打点を活かした強烈なスパイクを決めてくるロシアを止めきれず、日本はこのセットも奪われ、ストレート負けを喫した。
以下、試合後の選手コメント。
越川優「課題は攻撃面」
チームの現状を冷静に分析する越川優 【坂本清】
今後はサーブの安定性を高めること、ブロックとレシーブの組織力を上げることが必要だと感じた。課題は攻撃面。中央からのバックアタックや清水(邦広)のライトからの攻撃は有効だったが、個人的に強く感じたのは、ロシアはサーブ時にスクリーンを仕掛け、サーブの狙い所を隠し、組織として対応している。
それが世界のスタンダードなので、いいサーブを打つだけでなく、組織、チームとして相手をつぶすことも必要だと感じた。(サーブに関して)昨日はゲームの流れを考えながら、入れることをメインにして相手を崩したいと思っていたが、うまくいかなかった。昨日の試合後にビデオで確認し、いい時の感覚をより強く意識した結果、いいサーブで崩すことができて良かった。
福澤達哉「サーブで乱され単調になった」
ロシアの高いブロックに苦しんだ福澤達哉 【坂本清】
永野健「相手の狙いは明確だった」
粘り強い守備を見せた永野健 【坂本清】
ロシアのほうが高さで勝る相手ではあるが、彼らからすれば低い日本のブロックに対しても、ブロックに当てて、奥を狙う打ち方をしてきた。ブロックが悪いわけでもないし、レシーブが悪いわけでもなく、攻撃もブロックをされるような打ち方をしているわけじゃないが、それでも止められる。石島選手や、米山選手のように相手のブロックに当てて飛ばすようなスパイクをもっと打ってもよかったが、スパイカーの感覚以上に高いブロックだったのかもしれない。
これだけお客さんが来てくれて、一生懸命応援してくれる。全力でプレーして、来てくれた人たちが喜んでもらえるようなプレーができればいい勝負になる。そういうプレーが増やせるように頑張りたい。
山村宏太「試合の中で修正することが必要」
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