レインメーカーが棚橋からIWGP王座死守 中邑が刺激的初シングルでノア丸藤に勝利
宿敵・棚橋を下し5度目のIWGP王座の防衛に成功したオカダ 【写真:中原義史】
メーンイベントのIWGPヘビー級選手権試合では、“レインメーカー”オカダ・カズチカ が゛新日本のエース・棚橋弘至との30分以上に及ぶ死闘の末、5度目の防衛に成功。試合後、バレットクラブの奇襲攻撃を受け、11.9大阪でカール・アンダーソンの挑戦を受けることが決定的となった。
オカダV5もバレットクラブが奇襲
メーン後にオカダを襲撃したバレットクラブ 【写真:中原義史】
試合後、右腕をアイシングしながらも、「これで激闘なんて生ぬるい」と、いつも通りにレベルの違いをアピールしていたオカダを、バレットクラブが襲撃。12年の「G1クライマックス」決勝戦でオカダに敗れ、準優勝となった悔しさをぶつけたアンダーソンが、IWGPベルトを使ったガンスタンでオカダをKOして、実力行使で王座挑戦権をたぐり寄せた。
一方、オカダに敗れた棚橋は「悔しいけど……さらばだ、IWGP!」と、公約通りにタイトル戦線からの撤退を口にした。
V2中邑にみのるが挑戦を表明
丸藤との激闘を制しIWGPインターコンチ王座を死守した中邑 【写真:中原義史】
たぎったり、クネッたり、独特の間合いを崩さない中邑に対し、丸藤はスピードとひらめきで呼応。エグい首攻めや不知火から必殺のタイガーフロウジョンを狙うが、中邑が許さず、ボマイェで粉砕した。
興奮冷めやらぬ中邑に、早速、鈴木みのるが挑戦を訴えると、中邑はこの圧倒的不利な提案にも「イヤァオ!」と即答。丸藤との“続編”にも含みを持たせた上で、あえてリスクを背負ってのみのる戦を決意した。
TAKA&タイチがまさかのジュニアタッグ奪取
TAKA&タイチがまさかのIWGPジュニアタッグ奪取 【写真:中原義史】
IWGPジュニアタッグ選手権試合では、TAKAみちのく&タイチの鈴木軍が、ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ組を倒してタイトル初戴冠。4度目の挑戦で得た宝を手に「負けたくない。獲られたくない」と、次期挑戦者には、勝てる自信のあるチームだけを指名した。
グレイシー一族が東京ドーム襲来 永田&桜庭が共闘
1.4東京ドームに襲来するグレイシー一族迎撃へ共闘を誓う永田と桜庭 【写真:中原義史】
ダニエルはリング上から「1.4東京ドーム大会に出場して、グレイシー一族が最強であることを証明したい」と訴えると、一族の宿敵である桜庭と永田の試合をリングサイドから観戦。桜庭もかつてのグレイシー一族との戦いで見せたようなマウントポジションからのモンゴリアンチョップや、アームロックなどを繰り出すも、永田がバックドロップで振り切った。
試合後、「ああいうのにはオレが出ていかないといけないだろう」と、早速グレイシーの2人に対戦を呼び掛けた永田に対し、桜庭も同調し、2人でガッチリと指切りしてタッグ結成をアピール。これに対し、グレイシーも「ドームで永田と桜庭の時代は終わる」(ホーレス)「グレイシーは勝つために日本に戻ってきた」(ダニエル)と、初体験となるタッグマッチで、2人まとめて叩き潰す覚悟を示した。
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