レインメーカーが棚橋からIWGP王座死守 中邑が刺激的初シングルでノア丸藤に勝利

高木裕美

宿敵・棚橋を下し5度目のIWGP王座の防衛に成功したオカダ 【写真:中原義史】

 14日の新日本プロレス「KING OF PRO−WRESTLING」東京・両国国技館大会では、4大タイトルマッチなどが行われ、超満員札止めとなる9000人を動員した。
 メーンイベントのIWGPヘビー級選手権試合では、“レインメーカー”オカダ・カズチカ が゛新日本のエース・棚橋弘至との30分以上に及ぶ死闘の末、5度目の防衛に成功。試合後、バレットクラブの奇襲攻撃を受け、11.9大阪でカール・アンダーソンの挑戦を受けることが決定的となった。

オカダV5もバレットクラブが奇襲

メーン後にオカダを襲撃したバレットクラブ 【写真:中原義史】

 これまで2勝2敗1分と五分の戦績であったオカダと棚橋は、ベルトだけではなく「負けたらIWGP戦線撤退」という条件を賭けて激突。棚橋は右足を負傷したふりをして奇襲したり、徹底してオカダの右腕を狙い、掟破りの逆レインメーカーを繰り出すなど、まさになりふり構わぬ攻撃を見せるが、オカダも首殺しで応戦。30分を超えてもなおギラギラとした闘志をぶつけ合う中、棚橋のハイフライフローをヒザ剣山でブロックしたオカダが、レインメーカーで勝利した。

 試合後、右腕をアイシングしながらも、「これで激闘なんて生ぬるい」と、いつも通りにレベルの違いをアピールしていたオカダを、バレットクラブが襲撃。12年の「G1クライマックス」決勝戦でオカダに敗れ、準優勝となった悔しさをぶつけたアンダーソンが、IWGPベルトを使ったガンスタンでオカダをKOして、実力行使で王座挑戦権をたぐり寄せた。
 一方、オカダに敗れた棚橋は「悔しいけど……さらばだ、IWGP!」と、公約通りにタイトル戦線からの撤退を口にした。

V2中邑にみのるが挑戦を表明

丸藤との激闘を制しIWGPインターコンチ王座を死守した中邑 【写真:中原義史】

 IWGPインターコンチネンタル王者の中邑真輔は、プロレスリング・ノアの 丸藤正道を退けV2に成功。休む間もなく、「負けたら鈴木軍入り」の条件付きで、鈴木みのるが次期挑戦者に名乗りを上げた。
 たぎったり、クネッたり、独特の間合いを崩さない中邑に対し、丸藤はスピードとひらめきで呼応。エグい首攻めや不知火から必殺のタイガーフロウジョンを狙うが、中邑が許さず、ボマイェで粉砕した。
 興奮冷めやらぬ中邑に、早速、鈴木みのるが挑戦を訴えると、中邑はこの圧倒的不利な提案にも「イヤァオ!」と即答。丸藤との“続編”にも含みを持たせた上で、あえてリスクを背負ってのみのる戦を決意した。

TAKA&タイチがまさかのジュニアタッグ奪取

TAKA&タイチがまさかのIWGPジュニアタッグ奪取 【写真:中原義史】

 元NO LIMIT対決では、 内藤哲也がプラマブランカで高橋裕二郎を下し、東京ドーム・ IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦&NEVER無差別級王座を死守。1年前に長期欠場に追い込まれた借りを返した内藤は「オレを倒せばドームのメーンに行けるんだよ」と、新たな挑戦者を呼び掛けた。
 IWGPジュニアタッグ選手権試合では、TAKAみちのく&タイチの鈴木軍が、ロッキー・ロメロ、アレックス・コズロフ組を倒してタイトル初戴冠。4度目の挑戦で得た宝を手に「負けたくない。獲られたくない」と、次期挑戦者には、勝てる自信のあるチームだけを指名した。

グレイシー一族が東京ドーム襲来 永田&桜庭が共闘

1.4東京ドームに襲来するグレイシー一族迎撃へ共闘を誓う永田と桜庭 【写真:中原義史】

 来年1.4東京ドーム大会に、ダニエル・グレイシーとホーレス・グレイシーの参戦が決定。“グレイシーハンター”桜庭和志と永田裕志のアマレスタッグを相手に、グレイシー一族初のタッグマッチに挑むことが決定的となった。
 ダニエルはリング上から「1.4東京ドーム大会に出場して、グレイシー一族が最強であることを証明したい」と訴えると、一族の宿敵である桜庭と永田の試合をリングサイドから観戦。桜庭もかつてのグレイシー一族との戦いで見せたようなマウントポジションからのモンゴリアンチョップや、アームロックなどを繰り出すも、永田がバックドロップで振り切った。
 試合後、「ああいうのにはオレが出ていかないといけないだろう」と、早速グレイシーの2人に対戦を呼び掛けた永田に対し、桜庭も同調し、2人でガッチリと指切りしてタッグ結成をアピール。これに対し、グレイシーも「ドームで永田と桜庭の時代は終わる」(ホーレス)「グレイシーは勝つために日本に戻ってきた」(ダニエル)と、初体験となるタッグマッチで、2人まとめて叩き潰す覚悟を示した。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント