ヒートが敵地での勝利で1勝1敗に エース対決はレブロンに軍配=NBAファイナル第2戦
レブロン(左)とデュラント(右)のエース対決第2戦はヒートのレブロンに軍配 【Getty Images】
第2戦も序盤はヒートがリードを奪う
サンダーもセルジ・イバカがドウェイン・ウェイドをブロックするなど、好プレーがあったが、ヒートディフェンスの前に流れをつかむことができない。第1クオーター残り5分13秒から登場したジェイムス・ハーデンが17得点を挙げるも、前半はヒートが55−43とリードし終了した。
巻き返しを図りたいサンダーは後半、積極的にデュラントにボールを集めて反撃を開始。攻撃の起点となったデュラントが、最初の6分で8得点し、周囲の期待に違わぬ活躍を見せる。しかしヒートも、レブロン・ジェイムスが積極的にインサイドに入り込み、着実に得点を重ねる。ウェイド、シェーン・バティエーも躍動し、試合は後半もヒートペースで進む。サンダーはハーデンを投入するも流れは変わらず、78−67のヒートリードで第3クオーターも終了した。
試合終盤、サンダ―が猛反撃を仕掛け白熱の展開に
サンダーはウェストブルックがダンクを決め、残り1分47秒で94−91と点差を3点にまで縮める。しかし、ヒートも残り1分25秒に、レブロンがタボ・セフォローシャの好ディフェンスの上からフェイダウェイのバンクシュートを沈め、96−91と再びリードを広げる。直後のディフェンスではヒートが奮闘し、リバウンド争いのルーズボールがアウトオブバウンスとなりヒートボールに。残り53秒、このチャンスをボッシュがウェイドのアシストからダンクを決め、98−91。勝負はあったかに見えた。
最後まで勝負を捨てないサンダ―は、残り50秒にデュラントがレイアップを決め、スコアを98−93の5点差に。コートの高い位置からディフェンスをしかけたサンダーは、ウェイドのドリブルをデレック・フィッシャーがスティール。これにデュラントがスリーで応え、残り37秒で試合は98−96の2点差になった。
残り14秒のレブロンのスリーは外れ、サンダーが同点または逆転のチャンスを迎える。タイムアウト後のインバウンズプレーでは、ローポストのデュラントがボールを受け取りドライブをしかける。マークのレブロンと接触し、デュラントは不十分な体勢からシュートを放ったが、これはノーファウルでシュートは外れる。リバウンドをレブロンが抑え、ファウルゲームとなったところも、フリースローをきっちりと決めて勝負あり。ヒートが100−96で勝利し、戦績を1勝1敗のタイに戻した。
序盤に許したリードを挽回できなかったサンダ―
敵地で勝利したヒートではそのほかに、ウェイドが24得点、6リバウンド、5アシスト、ボッシュが16得点、8オフェンスリバウンドを含む15リバウンド、5本のスリーを決めたバティエーが17得点の活躍を見せた。
敗れたサンダーでは、ファウルトラブルに苦しみながらもデュラントが32得点。デュラントは第4クオーターに16得点したが、チームを逆転に導くことができなかった。前半にFGが10本中2本成功と苦しんだウェストブルックは27得点、8リバウンド、7アシストを記録。ハーデンは21得点だった。
デュラントは「18−2で試合を始めてしまった。特にホームでそのような展開になってしまい、痛い点差だった。こういう点を修正しなければならない」と語った。
デュラントが語ったように、サンダーは試合最初の12本のFGの内11本をミス。一度もリードを奪えず、今プレーオフで初めて本拠地で敗戦を喫した。
ファイナル第3戦は17日(日本時間18日)、ヒートの本拠地アメリカン・エアラインズ・アリーナで行われる。
<了>
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