デュラントが36得点の大活躍 サンダーが逆転勝利で先勝=NBAファイナル第1戦
前半はヒートがリード
レブロンの30得点を上回る36得点を挙げたデュラント(写真)。サンダーを勝利に導いた 【Getty Images】
ホームのサンダーはラッセル・ウェストブルック、タボ・セフォローシャ、ケビン・デュラント、サージ・イバカ、ケンドリック・パーキンスが先発。対するヒートは、クリス・ボッシュをベンチスタートとし、マリオ・チャルマーズ、ドウェイン・ウェイド、シェーン・バティエー、レブロン・ジェイムス、ウドニス・ハスレムをコートに送り出した。
イバカとジェイムスのティップオフはイバカが勝利し、サンダーボールに。今ファイナル初の得点となる3点シュートをバティエーが沈め、ヒートが先制した。
幸先の良いスタートを切ったヒートは、再びバティエーが3点シュートを決めるなど、順調に得点を重ねる。バティエーはこのクォーターで3本の3点シュートを決め、9得点。チャルマーズも2本の3点シュートを決め8得点、ハスレムは5リバウンドを記録するなど脇役が躍動したクォーターとなり、29対22でヒートがリードし第1クォーターを終えた。
対するサンダーは序盤シュートが決まらず、二けた得点差を付けられる苦しい展開に。第2クォーター序盤にもヒートに8連続得点を許すなど、最大13点のリードを奪われる。前半を終え、ヒートは自軍の4ターンオーバーに対し、相手に8ターンオーバーを強いアドバンテージを得ていた。
第1クォーターで付けられた点差を払拭(ふっしょく)できないでいたサンダーだが、第3クォーターはデュラントの3点シュートで幕を開け、幸先のよいスタートを切る。すると、序盤に判断ミスが目立ったウェストブルックが躍動し、追い上げ開始。サンダーは徐々に追い上げると、残り16.4秒にこのクォーター13得点したウェストブルックがバスケットカウントをもらいスコアを74対73とし、この日初めてのリードを奪い最終クォーターへと突入した。
デュラント「ただプレーを続けた」
勝利したサンダーでは、勝負どころでステップアップしたデュラントがゲームハイの36得点、8リバウンド、4アシストを記録。ウェストブルックは27得点、8リバウンド、11アシストのあわやトリプルダブルの活躍。チームとしては、後半のターンオーバーをわずか2に抑えたことが功を奏した。
デュラントは「ヒートは幸先のいいスタートを切っていた。パス回りもよく、シュートも決まっていた。われわれはただプレーを続けたよ。試合は長いからね。コーチはいつも『ハードにプレーしろ、ハードにプレーしろ』と言うけど、それはまさに今日やったことなんだ」と語った。
サンダーでは終盤、セフォローシャが時折ジェイムスにマッチアップし、デュラントをオフェンスに集中させることが功を奏した。また、8得点、オフェンスリバウンド5本を含む10リバウンドを記録したコリソンは重要なところでオフェンスリバウンドを拾い、チームのセカンドチャンスからの得点を生むなど活躍した。
一方、第3クォーター終盤までリードを奪っていたものの敗れたヒートは、ジェイムスが30得点、9リバウンド、4アシストを記録。ウェイドは19得点、8アシスト、バティエーはポストシーズンキャリアハイの17得点を記録した。この日もベンチスタートとなったボッシュは、終盤でフリーの3点シュートを外すなど、10得点5リバウンドだった。
ジェイムスはこれまで出場した11試合のファイナルの中で、最高の30得点を記録したが、サンダーが差を広げた第4クォーター最初の8分15秒でわずか1本のFG成功に終わっていた。
ウェイドは「彼らはわれわれよりもプレーを成功させていた。痛いオフェンスリバウンドも取られてしまった。オープンショットも決められていたし、そういった意味でわれわれは劣っていたね」と語った。
第2戦は14日(日本時間15日)、同じくチェサピーク・エナジー・アリーナで行われる。
<了>
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