MVP・レブロン、得点王・デュラントらスターが激突 NBAファイナル出場選手紹介

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昨季のファイナルでは戦犯扱いを受けたレブロン。汚名返上とファイナル初制覇に燃えている 【Getty Images】

 ロックアウトの影響でシーズン66試合に短縮されたNBAも残すは12日(日本時間13日)に開幕するファイナルのみとなった。今季のファイナルは、イーストからは昨季に続きマイアミ・ヒートが進出。ウエストからは、シアトル・スーパーソニックスからのフランチャイズ移転4年目にして、オクラホマシティ・サンダーが進出した。

 両チームともにレブロン・ジェームス(ヒート)、ケビン・デュラント(サンダー)といった現代バスケットボールのトップ選手、ひいては未来のバスケットボール界をリードするであろうスーパースターを擁している。この両者が最高の舞台で対決することとなった。

マイアミ・ヒート選手紹介

ビッグ3の一角のウェイド。オフェンスはもちろん、類稀な才能を持つディフェンスにも注目だ 【写真:ロイター/アフロ】

<予想先発メンバー>

◇ガード

ドウェイン・ウェイド
1982年1月17日(30歳)
2003年ドラフト全体5位指名(キャリア9年目)
マーケット大出身

 2006年にファイナルMVPを受賞しているヒートのフランチャイズプレーヤー。9年のキャリアで8度オールスターに選出されたスーパースターで、レブロン、クリス・ボッシュとともにビッグ3を結成。今季は調子を落としているが、ディフェンスでも試合の主導権を手繰り寄せる活躍ができるなど、キープレーヤーの一人に間違いない。

マリオ・チャルマーズ
1986年5月19日(26歳)
2008年ドラフト全体34位指名(キャリア4年目)
カンザス大出身

 ビッグ3のタクトを握るPG。今季はキャリアハイのFG成功率(44.8パーセント)、3P成功率(38.8パーセント)を記録し、ビッグ3を援護した。ファイナルではウェストブルックへのディフェンスに期待がかかる。

今プレーオフではけがの影響もあり、出場機会が限られたボッシュ。しかし、ヒートのファイナル制覇にはボッシュの活躍が不可欠だ 【写真:AP/アフロ】

◇フォワード

レブロン・ジェームス
1984年12月30日生まれ(27歳)
2003年ドラフト全体1位指名(キャリア9年目)
セント・ビンセント=セント・メアリー高出身

 キャリア平均27.6得点を誇る、現在のNBAをリードするプレーヤーの一人。昨季ヒートにFA移籍し、昨季のファイナルでは終盤に沈黙し、大きな批判の対象となった。しかし、今季を含め3度シーズンMVPを受賞した実力は本物。クリーブランド・キャバリアーズ時代を含め3度目のファイナル出場で初優勝を狙う。

クリス・ボッシュ
1984年3月24日生まれ(28歳)
2003年ドラフト全体4位指名(キャリア9年目)
ジョージア工科大出身

 レブロン、ウェイドとともにビッグ3を形成するオールスターPF。故障で今プレーオフでは9試合を欠場し、時にはベンチからの出場となっている。体調が万全であれば先発するのは確実。アウトサイドシュートでサンダーのインサイド陣を外に引っ張り出し、レブロンやウェイドにゴール下へドライブインさせたいところだ。

◇センター

ウドニス・ハスレム
1980年6月9日生まれ(30歳)
ドラフト外(キャリア9年目)
フロリダ大出身

本来はPFの選手。フィジカルに強いリバウンダーで、ウェイド以外では2006年の優勝を知る唯一の選手。マッチアップによっては控えに回る可能性が高い。

<主な控え選手>

シェーン・バティエー
1978年9月9日生まれ(33歳)
2001年ドラフト全体6位指名(キャリア11年目)
デューク大卒

 リーグ屈指のロールプレーヤーであるSF。シュート力は特に優れているわけではないが、ディフェンスやチームプレーに定評がある。スモールラインナップを組んだ場合は先発出場も。

ジョエル・アンソニー
1982年8月9日生まれ(29歳)
ドラフト外(キャリア5年目)
ネバダ大ラスベガス校出身

Cとしては小柄だが、ブロックには定評があるプレーヤー。今季も出場64試合中51試合で先発出場しているが、今プレーオフ16試合で先発は1試合のみとなっている。

オクラホマシティ・サンダー選手紹介

攻撃力が自慢のウェストブルックだが、判断力に難ありとの評価も。ファイナル優勝でそうした雑音を静めたい 【Getty Images】

<予想先発メンバー>

◇ガード

ラッセル・ウェストブルック
1988年11月12日生まれ(23歳)
2008年ドラフト全体4位指名(キャリア4年目)
UCLA出身

 次代のNBAを担う高速PG。今季平均23.6得点と攻撃力は高いが、ウェストブルックの判断力に疑問を持っている識者も多い。ファイナル優勝という形で見返したいところだ。アウトサイドシュートを苦手としているが、高速ドライブからの跳躍力のあるダンクは見物だ。

タボ・セフォローシャ
1984年5月2日生まれ(28歳)
2006年ドラフト全体13位指名(キャリア6年目)
スイス出身

 キャリア平均5.4得点、FG成功率43.8パーセントながら、2008−09シーズンのサンダー移籍以降の226試合でベンチ出場はわずか1試合。その要因は堅固なディフェンスにある。ファイナルではディフェンス職人として、ウェイドらのマークという重要な役割を担うだろう。

3年連続得点王に輝いたデュラント。ファイナル優勝を成し遂げ、レブロンからNBAの盟主の座を奪い取りたいところだ 【Getty Images】

◇フォワード

ケビン・デュラント
1988年9月29日生まれ(23歳)
2007年ドラフト全体2位指名(キャリア5年目)
テキサス大出身

 若干23歳ながら3年連続得点王、今季のオールスターでMVPを受賞など、順調なNBAキャリアを送っているリーグ屈指のスーパースター。206センチの長身で長い腕を持ち、シュート力にも長けている。今後のNBAをけん引していくであろう選手であり、初のファイナルでどのようなプレーを見せるか注目が集まる。

今季はブロック王に輝いたイバカ。圧倒的な存在感でゴール下に君臨する 【写真:ロイター/アフロ】

セルジ・イバカ
1989年9月18日生まれ(22歳)
2008年ドラフト全体24位指名(キャリア3年目)
コンゴ出身

 208センチで跳躍力があり、今季はブロック王(平均3.65ブロック)となった。また、プレーオフでもそのブロック力は健在で、平均3.27本は出場選手中トップ。また、プレーオフでのFG成功率も55.6パーセントでトップに立っている。まだ若いが、サンダーのゴール下の番人だ。

◇センター

ケンドリック・パーキンス
1984年11月10日(27歳)
2003年ドラフト全体27位指名(キャリア9年目)
クリフトン・J・オゼン高出身

 2008年にボストン・セルティックスで優勝しているセンターで、サンダーが有望株だった当時のビッグ3の一角、ジェフ・グリーン(現セルティックス)を放出してまで獲得した。センターとしては208センチと小柄ながら、屈強な肉体を生かしたディフェンスを得意としている。イバカとともにサンダーのゴール下を守る。

<主な控え選手>

ジェームス・ハーデン
1989年8月26日(22歳)
2009年ドラフト全体3位指名(キャリア3年目)
アリゾナ州立大出身

 左利きのガードで、ベンチ出場ながらチーム第3位の31.4分に出場。今季は16.8得点を記録し、シックススマン賞を受賞した。チームの貴重な得点源となっている。今プレーオフは3点シュートが好調で、44.6パーセントの成功率を記録している。

デリック・フィッシャー
1974年8月9日(37歳)
1996年ドラフト全体24位指名(キャリア16年目)
アーカンソー大学リトルロック校出身

 16年目のベテランは、これまで数々のクラッチシュートをポストシーズンで沈め、ロサンゼルス・レイカーズで5度の優勝に貢献。今回優勝を果たせば史上14人目の6度優勝したプレーヤーとなる。若いチームにとって経験豊富なフィッシャーの存在は大きい。

<了>
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