リオン武インタビュー「僕はDREAMのチャンピオンになりますから」

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「僕はチャンピオンになります」とDREAMフェザー級王座獲りを宣言したリオン 【(C)DREAM OFFICIAL WEB SITE】

 9.24FIGHT FOR JAPAN『DREAM.17』(さいたまスーパーアリーナ)にて行われるフェザー級ワンマッチ、宇野薫戦に臨むリオン武にインタビュー。「僕ら世代のシューターにとっては憧れ」と語る宇野との一戦を控えた現在の心境を聞いた。

【取材日:2011年8月10日/記事提供:(C)DREAM】


■「ここからはもう、勝ったもん同士で」

──5月の『DREAM JAPAN GP』での松本晃市郎戦は見事なKO勝利でした

リオン 練習したことがハマったなって感じですね。左のアッパーとボディから入ってくると思ったので、その左のパンチに右をクロスで合わせようと思っていたんです。その練習をしていて、そのまんまハマったという感じですね。最初はどのくらいのスピードなのかとか、距離感、タイミングを測っていて、それに3分から4分は掛かると思っていたんですね。前回の試合は1R10分だったじゃないですか。

──今大会からDREAMの試合時間は5分3Rになりますけど、7月の『DREAM JAPAN GP FINAL』までは1R10分・2R5分でした

リオン だから1Rの最初の5分くらいは距離を測って、後半の5分が勝負かなと思っていたんです。2Rになるとどんな展開になっているか分からないですし、スタミナ的に自分も倒せるパンチが打てるか分からなかったんですね。だから倒すなら1Rの中盤以降だと思っていて、そうしたらその通りになりましたね。

──スカパー!の大会中継では、ゲスト解説の高阪剛さんが1Rの中盤に「リオンはタイミングを掴んだんじゃないですかね?」と言っていました

リオン そうそう、ちょうどあのくらいのときに「だいぶパンチが見えてきたな」と思っていて、ウチのセコンドたちも「もう倒せるな」と思っていたようです。

松本晃市郎を1RKOしDREAMファンに猛アピール 【(C)DREAM OFFICIAL WEB SITE】

──4月の修斗、土屋大喜戦に続いての連続KO勝利で、去年の不調を吹き飛ばす活躍を見せていますけど、去年と今年で違うところはあるんですか?

リオン 技術的にも戦略的にもより考えるようになりましたね。以前ももちろん考えてはいたんですけど、今はそれ以上に考えているというか。今は試合をシミュレーションして「こうなったらヤバい」というところから入って、そこを埋めていく感じで練習していくんですけど、前は「これが当たれば勝てるだろ」みたいなところから入っていったんです。だから、4月の土屋戦も5月の松本戦も、相手を分析して「こうなったらマズイ」というところを埋める練習から始めて、そこから最後はKOするというところの練習。勝つために負ける要素をなくす練習から始めるという感じになったんです。

──それは大きな変化ですよね

リオン やはり、去年初めて2連敗したというのもありますし、あと婚約したのも大きいですね。勝たないと次は保証されないわけで、結婚して「ごめん。今月は給料なしだわ!」って、それはないじゃないですか(笑)。

──ないですね(笑)

リオン 独身ならばなんとかできるかもしれないですけどね。

──ともあれ2試合連続のKO勝利は大きなアピールになりましたね

リオン 2連続KOで、しかも2試合とも右のパンチで、これまでDREAMのファンの皆さんには「宮田選手に負けたヤツだろ」みたいな感じだったかもしれないですけど、今回でだいぶ知ってもらえたんじゃないかと思います。でも、まだまだですよ。

──今回の対戦相手は宇野薫選手に決定しました。リオン選手も宇野選手も5月の『DREAM JAPAN GP』で、笹原EP曰く「第二集団から誰が抜け出すかの試合」に勝利して、今回の一戦に臨みます

リオン ここからはもう、勝ったもん同士でやっていくもんだと思うんですよ。チャンピオンシップを頂点としたトーナメントみたいなもんで、勝てば上にいけるし、負ければ敗者復活にまわるという。お客さんもそのほうが盛り上がると思いますし、見ていても分かりやすいと思うんですよね。

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