守備に奮闘の岡崎、評価は伸びず=ブンデスリーガ第28節 日本人選手の通信簿

ミムラユウスケ

長谷部はベンチ入りも出場機会なし

 ボルフスブルクは3日、残留争いのライバルであるフランクフルトを迎えての一戦に臨んだ。長谷部はベンチ入りしたものの、出番はなかった。

 マガト監督復帰後初のホームゲームということで、スタジアムに訪れたファンのテンションは高かった。ファンの熱気に背中を押されるように、ボルフスブルクの選手たちは序盤から猛攻を仕掛けていくが、ゴールがなかなか決まらない。

 さらに、後半13分にはわずかなチャンスを決められ、フランクフルトに先制を許してしまう。その後、DFフリードリヒが退場してボルフスブルクは窮地に立たされるが、後半40分にマンジュキッチがゴールを決めて、何とか同点に追いつく。結局、試合は1−1の引き分けとなった。

「今日の勝ち点1は大きい」

――試合の感想は?

 よく追いついたんじゃないでしょうか。(退場者が出て)10人になって厳しかったと思うんですけど。残留争いの中で、今日の勝ち点1は大きいと思います。内容的にも悪くはなかったし、本当に(最後のシュートを)決めるところだけだったんですけど。でも続けていくことが大事じゃないんですかね。

――就任2試合目のマガト監督の指示は?

 本当にね、言っていることはシンプルなので。つなぐというよりは簡単に前に蹴って、走れというサッカーをしろと言っているので分かりやすい。

――今日の試合でスタメンではないことが分かったのはいつ?

 試合の1時間半前のミーティングまで分からなかったですね。どういう形で出るのかなと思っていたんですけど……。今日はチャンスはなかったですけど、個人的にはこのまま続けてやっていくだけですね。

<了>

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著者プロフィール

金子達仁氏のホームページで募集されていた、ドイツW杯の開幕前と大会期間中にヨーロッパをキャンピングカーで周る旅の運転手に応募し、合格。帰国後に金子氏・戸塚啓氏・木崎伸也氏が取り組んだ「敗因と」(光文社刊)の制作の手伝いのかたわら、2006年ライターとして活動をスタートした。そして2009年より再びドイツへ。Twitter ID:yusukeMimura

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