勝負の夏を彩るオリックスの仕掛け
夏はイベント!ファンにとってはうれしい季節の到来
“大坂夏の陣”限定の赤いユニホームをまとう岸田とT−岡田 【オリックス野球クラブ株式会社】
さて、この季節は球団の営業サイドにとっても勝負がかかっている。さまざまなサービスを提供して集客に力を込める。プレゼントやイベント、ファンにとってはありがたい季節の到来であるが、逆に言えば、ファンサービスを企画・立案する側にとっては、ファンやマスコミの注目を集めるチャンスであると同時に、ここはいわば、“腕の見せどころ”でもあるわけだ! この夏、バファローズ球団が、満を持してファンに提供するイベント2本をご紹介しよう。営業サイドにとっても勝負どころの夏。球団がこん身の力を注ぐイベントだ!
京セラドームが真っ赤に染まる!“大坂夏の陣”
大坂夏の陣とは、1615年に幕府方である徳川の軍勢が大坂冬の陣ですでに裸城となった大坂城を攻め尽くし、豊臣家を滅ぼした戦いで、史実では「大坂方の負け戦」となる。「なんや、縁起悪いやん!」と嘆くことなかれ。大坂夏の陣を、いつまでも負け戦のままにはしたくないと、バファローズがあえて立ち上がったというわけだ。新たな大坂夏の陣を勝利で飾り、京セラドームに勝鬨(かちどき)を響かせ、凱歌の“SKY”を熱唱しようじゃないか! そう、新しい歴史、勝ち戦である“大坂夏の陣”はバファローズがつくるという、壮大なイベントが“大坂夏の陣”だ。「去年の夏の陣も、千葉軍に負けたやん」という声も聞こえてこないわけではない。確かにそうだった。だが、それも過去のこと。ことしこそ、新たな歴史の扉を開くため、野球選手の武具甲冑であるユニホームまで赤く染めた気合いを見てほしい! 赤いバファローズに注目だ!
ちょっとシニアには垂涎モノ!「R50」ナイト
「本当の勝負は夏からや……」
あの手この手で集客を図る営業サイドにとっては勝負の夏。チームより一足先に正念場を迎えることになる。この夏、球団が勝負をかけるイベント。ここはオリックス球団の繰り出す仕掛けを堪能してみるのも悪くない。
<text by 大前一樹>
<了>
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