ミケルソンが3度目のV ウッズは4位=マスターズゴルフ最終日
ミケルソンがマスターズ3度目の優勝。昨年の覇者カブレラからグリーンジャケットが送られ、「3度目のマスターズ勝利は何にも勝る喜び」と喜びをあらわにした 【Getty Images】
以下、優勝したミケルソンとウッズの試合後のインタビュー。
ミケルソン「家族が一緒だと楽しい」
フィル・ミケルソン(以下P・M):今日はとても特別な日ですし、今週は特別な1週間でした。(妻の)エイミーと子どもたちがここに来て、一緒に感動の瞬間を分かち合うことができました。言葉にできないくらい素晴らしい気分です。昨年から今年にかけ、さまざまな経験をしてきたので、3度目のマスターズ勝利は何にも勝る喜びです。
――13番のセカンドショットについて話してください。
P・M:2本の木の間を打たなければいけませんでした。ピンまでは207ヤード、(グリーンの)フロントエッジまでは187ヤード。選択肢としては刻むか、グリーンを直接狙うかでしたが、6番アイアンを上手く打てば乗せられると思って後者を選びました。自分のスイングを信じるというテーマを貫くことができ、思い通りのショットが打てました。
――昨年、あなたの家族に起きた出来事(※)を少しだけ振り返っていただけますか?
P・M:今週は本当に感傷的な思いを味わった一週間でした。エイミーがこの場に来ることも、本当なら厳しい状況なんです。家族が試合会場に駆け付けてくれたのは、昨年(5月)のプレーヤーズ選手権以来のこと。一緒だとやはり楽しいです。そして勝つことができて、本当に言葉もないくらいうれしい。
――マスターズ3勝目、ということに関しては?
P・M:ここが私は大好きなんです。ここに来るのが毎年楽しみで仕方ありません。オーガスタの日曜日はまた格別です。90年代はまったく優勝に手が届かない場所だったけど、それでも愛し続けた結果、こうしてベストなプレーをすることができています。本当に特別な気分です。
※昨年5月、妻エイミーさんの乳がんが発覚。闘病生活に付き添うためツアー参戦を中断すると、7月には母親の乳がんも見つかった。そのため、長期離脱も考えられたが、昨シーズン終盤でツアー復帰を果たしている
ウッズ「望んでいた結果ではない」
タイガー・ウッズ(以下T・W):優勝が目標でしたので、4位という結果は望んでいたものではありません。金曜日(2日目)はショットが良かったのですが、それ以降は良かったとは言えません。ラウンドが進むにつれて、ショットが悪くなっていきました。
――つまり、久しぶりの大会だからといって評価の基準は変わるわけでなく、優勝できなかったので喜びはないということですね?
T・W:優勝するためだけに出場し、それがかなわなかったわけですからね。ショットが十分ではなかったし、グリーンでミスを犯した結果、優勝を逃すことになりました。
――でも素晴らしいイーグルが2つありました。まずは7番について聞かせてください。
T・W:8番アイアンで打ちました。傾斜を利用し、運良くカップインしてくれました。
――15番は?
T・W:5番アイアンで打ちました。15フィート(約4.6メートル)くらいの勾配(こうばい)で、右から左へのラインをうまく決めることができました。
――今週の総括は?
T・W:全体的には良かったと思いますが、4位は間違いなく望んだ結果ではありません。ミスが多く、ショットもまったく良くなかったです。
――次の出場は決まっていますか?
T・W:いいえ、少し休んでから決めようと思います。
<了>
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