ウッズ「ゴルフに対してより敬意を払う」=マスターズ直前 記者会見
マスターズで復帰するタイガー・ウッズ。久々に公の場に姿を見せ、心境を語った 【Getty Images】
以下、ウッズの質疑応答。
ツアー欠場中の心境について
タイガー・ウッズ(以下T・W):2つある。1つ目は、両親の教えから、いかに脱線していたか。そしてすべてを台無しにしてしまったことを実感し、これまで遠ざけてきた視点から自分を見つめること。
私は自分をしっかり見つめる必要があった。そして、それが強い精神力と落ち着きを見出すきっかけとなったんだ。
もうひとつは、絶え間なく続いた家族への嫌がらせだ。妻と子供たちはいたるところで写真を撮られ、質問攻めにあってとても大変だった。この困難を乗り越えるのは簡単なことではないので、彼らにはとてもつらいことだった。
――2月の会見で、復帰する際には試合に対するさらなる敬意を示したいと言っていたが、ゴルフ場の外と中で、どのような違いを見せるか?
T・W:いい質問だね。プレー中は感情的にならないように努めるつもりだ。(しかし)自分が感情的になっていないと、勢いが出ないのも事実。これらはお互いに連鎖しているものだからね。悪い意味での感情を抑えるべき場面を意識的に判断することにしたけど、その結果、ポジティブな感情も抑えられてくるだろう。
(ゴルフ場の外では)今日のように、ゴルフに対してより敬意を払い、ファンに対しては感謝するように努めている。今日は全18ホールで素晴らしい声援を受けた。そして私は彼らへの感謝の意を示すことができた。過去数年はこういったことをしていなかったし、それは正しいことではなかった。
長年にわたって、多くの子供たちが自分に視線を送り、多くのファンが支えてくれた。彼らに対してありがとうと言いたかった。特にここ数カ月間、支えになってくれた人たちにね。おかげで気持ちを整理することができたし、とても感謝している。そうでなければ、ファンをないがしろにすることになってしまう。
違法薬物を受け取りは否定
T・W:確かに彼は自宅に来てもらったことがある。だが、自分は一度もそのような違法薬物を受け取ったことがないし、これまでもそのようなものを摂取したことはない。彼には多血小板血しょうの治療をしてもらっていた。2008年に前十字じん帯、外側側副じん帯の治療の途中で、なかなか上手くいかず、回復しないことがあった。だからその時に彼に自宅に来てもらって、治療を受けたことがある。
そして12月からは練習を再開して走り始めたときに、右足のアキレスけんを痛めてしまった。それからその治療を、1年を通して続けていた。その後もなかなか回復しなかったので、昨年はテーピングをしながらプレーを続けていた。それから高圧酸素室に入ったりして、少しでも回復を早めようとした。回復が早まるのであれば何でもしようと多血小板血しょうの治療も続けていた。
<了>
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