ダナ・ホワイトUFC代表インタビュー=『ゴング格闘技』発
五味隆典の活躍と、岡見勇信の実力を高く評価するダナ・ホワイトUFC代表。気になる今後の世界戦略は…… 【ゴング格闘技】
■ダナ・ホワイト「もしゴミがケニーに勝ったら……」
──日本などのアジア、韓国、中国などでの大会開催も視野に入れているのでしょうか?
我々は、アジアのいたる所でUFCの大会開催を計画しているよ。それらの国は、知ってのとおり、すでに驚くべき武道の伝統を持っていて、それをこのスポーツに取り込んでいる。そして、我々UFCは、ここ2年のうちにそれらの国でUFCを開催できると確信している。
──3.31UFNでライト級のトップコンテンダーであるケニー・フロリアンと対戦する五味隆典選手が、もしケニーに勝利した場合、BJ・ペンの挑戦者の有力候補となりえるでしょうか?
ケニー・フローリアンはライト級のトップファイターの1人だ。もし、ゴミが3月31日にケニーを負かすしたら、BJ・ペンを含む、この階級の全員に大きくアピールすることになるね。まあ、その前に4月12日のアブダビ大会でBJはフランキー・エドガー戦が待っているし、ゴミはケニーと戦わなければならない。それが終わらないと何も確定できない。だが、もし、ゴミがケニーに勝ったら、そのカードは確実に検討されるね。
──ネイサン・マーコート選手に圧勝したチェール・ソネン選手の活躍を考慮すると、対戦相手探しに悩むアンデウソン・シウバ選手の相手として、3.31UFNの結果次第では、岡見選手がまたタイトル戦線に浮上してくる?
あらゆるマッチメークは、とても均等に組まれている。ヴァンダレイ・シウバがマイケル・ビスピングに勝ったように、ユーシン・オカミも3月31日にルシオ・リナレスをクリアしなければならない。私が言うことができるのは、ソネンに負けたのにも関わらず、それでもオカミが世界一良いミドル級選手のひとりであり、彼はタフなファイトを観客に見せるだろうということだよ。
──StrikeforceとDREAMが本格的に提携が進んでいます。どのように評価していますか?
我々はどんな大会も共同開催するつもりはないよ。正直なところ、私は世界中のすべてのベストファイターが、このUFCで戦うことになると思っている。彼らの契約が終わってベストな相手と戦いたいと思ったら、どこかで我々のオクタゴンを目指すことになるだろう。
──今年のUFCのトピックを教えてください
アブダビ大会のイベント・マネージメント会社であるFlash Entertainmentとの取引だね。それにカリフォルニア州コンコードに昨年オープンしたUFCジム1号店に続き、同州の南部地区にも2号店が7月にもオープン予定だ。それに新しいビデオゲーム作成にも今春、着手する。何より今年は、UFCの世界進出を継続させることだね。試合では、3月UFC111にジョルジ・サンピエール、4月アブダビ大会にBJ・ペンとアンデウソン・シウバが出場、5月にはリョート・マチダとマウリシオ・ショーグンのリマッチが行なわれる。さらに「ジ・アルティメット・ファイター・11」は、チャック・リデルとティト・オーティズがコーチする大きなシーズンになる。素晴らしい1年になることは間違いないね。(以下、『ゴング格闘技』4月号に続く)
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特集「新しい格闘世界地図」。
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GONG KAKUTOGI unofficial MMA, KICK and Grappling Ranking
ゴン格認定非公式 格闘技ランキング!
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しかし、それもこれから変わる!」
☆独占インタビュー
“聖者”がMMAにやってきた!
ジョルジュ・サンピエール
「魂のルーツである日本で試合をすることは、
僕の夢のひとつだ」
☆独占インタビュー
WORLD’s BEST, BJ PENN
BJ・ペン
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全ての技が、正しく使われれば、
僕はいつだって倒されてしまうのだから」
☆火の玉ボーイ、3.31UFCメインに登場!
五味隆典vsケニー・フロリアンを読み解く
「勝敗を握るカギはやはり“ヒジ”。
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☆4.25 吉田秀彦引退興行〜ASTRA〜
柔道王、最終章へ──初対談!
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ニック・ディアズ、マリウス・ザロムスキーを下し、
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☆3.7、戦極SRCで王座防衛+リベンジ戦
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極真全日本選手権で猛威を振るった「横蹴り」とは?
決め・カウンター・内股、カカトで蹴る秘技を公開!
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「新★書評の星座56」
須藤元気『Let’s 猫』
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ほか、今月も『ゴング格闘技』はもりだくさんの内容です!
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