ダナ・ホワイトUFC代表インタビュー=『ゴング格闘技』発

ゴング格闘技

五味隆典の活躍と、岡見勇信の実力を高く評価するダナ・ホワイトUFC代表。気になる今後の世界戦略は…… 【ゴング格闘技】

 2009年の全米PPV契約数ランキングトップ10に、6大会をランクインさせ、マニー・パッキャオの試合を抑えて第100回大会が1位を獲得するなど、右肩上がりの成長を続けているUFC。2010年には、中東・アジアを含めた本格的な世界進出も計画しているというUFCのダナ・ホワイト代表に、日本大会の可能性、日本人選手の印象について聞いた。さらに、本誌締め切り後にインタビューを追加。未掲載のコメントをここに紹介する!

■ダナ・ホワイト「もしゴミがケニーに勝ったら……」

──日本などのアジア、韓国、中国などでの大会開催も視野に入れているのでしょうか?

 我々は、アジアのいたる所でUFCの大会開催を計画しているよ。それらの国は、知ってのとおり、すでに驚くべき武道の伝統を持っていて、それをこのスポーツに取り込んでいる。そして、我々UFCは、ここ2年のうちにそれらの国でUFCを開催できると確信している。

──3.31UFNでライト級のトップコンテンダーであるケニー・フロリアンと対戦する五味隆典選手が、もしケニーに勝利した場合、BJ・ペンの挑戦者の有力候補となりえるでしょうか?

 ケニー・フローリアンはライト級のトップファイターの1人だ。もし、ゴミが3月31日にケニーを負かすしたら、BJ・ペンを含む、この階級の全員に大きくアピールすることになるね。まあ、その前に4月12日のアブダビ大会でBJはフランキー・エドガー戦が待っているし、ゴミはケニーと戦わなければならない。それが終わらないと何も確定できない。だが、もし、ゴミがケニーに勝ったら、そのカードは確実に検討されるね。

──ネイサン・マーコート選手に圧勝したチェール・ソネン選手の活躍を考慮すると、対戦相手探しに悩むアンデウソン・シウバ選手の相手として、3.31UFNの結果次第では、岡見選手がまたタイトル戦線に浮上してくる?

 あらゆるマッチメークは、とても均等に組まれている。ヴァンダレイ・シウバがマイケル・ビスピングに勝ったように、ユーシン・オカミも3月31日にルシオ・リナレスをクリアしなければならない。私が言うことができるのは、ソネンに負けたのにも関わらず、それでもオカミが世界一良いミドル級選手のひとりであり、彼はタフなファイトを観客に見せるだろうということだよ。

──StrikeforceとDREAMが本格的に提携が進んでいます。どのように評価していますか?

 我々はどんな大会も共同開催するつもりはないよ。正直なところ、私は世界中のすべてのベストファイターが、このUFCで戦うことになると思っている。彼らの契約が終わってベストな相手と戦いたいと思ったら、どこかで我々のオクタゴンを目指すことになるだろう。

──今年のUFCのトピックを教えてください

 アブダビ大会のイベント・マネージメント会社であるFlash Entertainmentとの取引だね。それにカリフォルニア州コンコードに昨年オープンしたUFCジム1号店に続き、同州の南部地区にも2号店が7月にもオープン予定だ。それに新しいビデオゲーム作成にも今春、着手する。何より今年は、UFCの世界進出を継続させることだね。試合では、3月UFC111にジョルジ・サンピエール、4月アブダビ大会にBJ・ペンとアンデウソン・シウバが出場、5月にはリョート・マチダとマウリシオ・ショーグンのリマッチが行なわれる。さらに「ジ・アルティメット・ファイター・11」は、チャック・リデルとティト・オーティズがコーチする大きなシーズンになる。素晴らしい1年になることは間違いないね。(以下、『ゴング格闘技』4月号に続く)

『ゴング格闘技』4月号は絶賛発売中!

『ゴング格闘技』4月号は絶賛発売中! 表紙は“MMAの進化を10年早めた男”GSP 【ゴング格闘技】

表紙は……日本上陸を視野に入れたUFCから、
“MMAの進化を10年早めた男”GSPことジョルジュ・サンピエール!

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特集「新しい格闘世界地図」。

☆2010年2月現在、本当に誰が強い?
GONG KAKUTOGI unofficial MMA, KICK and Grappling Ranking
ゴン格認定非公式 格闘技ランキング!

☆UFCは日本をどうとらえているのか?
ダナ・ホワイト UFC代表
「ここ数年、日本でMMAの人気が落ちている。
しかし、それもこれから変わる!」

☆独占インタビュー
“聖者”がMMAにやってきた!
ジョルジュ・サンピエール
「魂のルーツである日本で試合をすることは、
僕の夢のひとつだ」

☆独占インタビュー
WORLD’s BEST, BJ PENN
BJ・ペン
「相手を軽く見ることはない。
全ての技が、正しく使われれば、
僕はいつだって倒されてしまうのだから」

☆火の玉ボーイ、3.31UFCメインに登場!
五味隆典vsケニー・フロリアンを読み解く
「勝敗を握るカギはやはり“ヒジ”。
五味も対策を開始している──」

証言:高阪剛/竹内出/三島☆ド根性ノ助/山口元気
ジョン・フィッチ/ジョシュ・トムソン/ジャスティン・ウィルコックス and more

☆戦いの本質を知ろう!
青木真也×小林 聡
「現実から目を逸らさない──それが戦うということ」

☆4.25 吉田秀彦引退興行〜ASTRA〜
柔道王、最終章へ──初対談!
吉田秀彦×國保尊弘
「二人の絆、二人の闘い」

☆独占インタビュー
DREAM&Strikeforce王者
UFCダナ・ホワイト代表が参戦を熱望する“リアルバガボンド”
ゲガール・ムサシ
「米国滞在中。年間、7試合宣言!!」

☆独占インタビュー
ニック・ディアズ、マリウス・ザロムスキーを下し、
ストライクフォース世界ウェルター級王者になるも
日本再上陸宣言!
「これはDREAMウェルター級のベルトだ!」

◎格闘考察◎
なぜ当たる?
手打ちのニック・ディアズと
リーチが短いマット・セラのKO勝ち

☆いよいよ実現 !? どうなる ??
DREAM vs. Strikeforce
決戦はハワイで ???

☆KIDを撃破した男×Krush王者
金原正徳(SRC)×山本真弘(Krush)
「格闘家ならリアルチャンピオンを目指そうよ!」

☆Dynamite!! の名勝負を
金原&山本&塩田が検証
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☆3.22 DREAM.13でいきなり実現する
夢のフェザー級選手権直前インタビュー!

☆ビビアーノ・フェルナンデス
「バンクーバー五輪? 僕の五輪はリオデジャネイロさ」

☆ヨアキム・ハンセン
「フェザー級への減量? 2週間前からは炭水化物。そして…」

☆3.7、戦極SRCで王座防衛+リベンジ戦
マメッド・カリドフ戦に向け、
ジョルジ・サンチアゴ
「“悪夢”のベンケイ流MMAフィジカルトレーニングを大公開!」

☆祝、K−1ライト級(63kg)スタート!
日本人最強を決める中で、
世界トップのお披露目をしてみませんか?
アヌワットとボーウィーをKOした22歳の大学生
モサブ・アムラーニ単独インタビュー

☆3.13 Krush&K−1ライト級開幕目前!!
“爆腕”からのキック魂伝承
大月晴明×久保優太
「戦うことを好きでいろ。好きでいれば
どんなことがあっても戻ってこられる」


■特集「テレビ格闘技」とは何か?
朝青龍騒動、UFC日本再上陸を聞く。

☆谷川貞治FEG代表が、
“つぶやき”ではなく大いに語り尽くす!
「“3D”が格闘技を救う!?
2010年のK−1日程発表が遅れたのは
映像革命の準備をしていたからです!」

☆松原隆一郎が格闘技界の問題を斬る
 教えて、教授! 第35回
「朝青龍は××××××××××から、
引退に追いこまれた」

☆3.7 SRC 12で両国国技館凱旋!
相撲とMMA、2つの誇りを持つ男。
戦闘竜
「総合格闘技を舐められたくない。
朝青龍が金目当てで来るなら、厳しさを教える」


■特集「格闘技を始めよう!」
Let’s Get Started Martial Arts!

☆「魔裟斗になるための」
“土居式”格闘技フィジカルトレーニング
講師:土居進
「正しいフォームで行なうと結構キツい!
下半身強化のための筋力トレーニング」

☆「打ち込み力」とは何か?
宇野薫&植松直哉と、いろはの『い』から、始めよう!
基本=もっとも効率の良く無駄を省いた重要な動き
「えび」篇

☆ラバーガードの創始者が最新技を実技解説!
エディ・ブラボー
「オープンマインドで強くなれ!」
ソーセラー&プリズンガードとは?

☆チーム黒船 meets 大氣拳
大沢ケンジ×島田道男 with 山田武士トレーナー
「武術が“戦い”を変える」

☆40年前、極真に喧嘩を挑んだ沖縄空手
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 立ち合いをして初めて空手になる」

☆Gonkaku KARATE Technique
極真全日本選手権で猛威を振るった「横蹴り」とは?
決め・カウンター・内股、カカトで蹴る秘技を公開!


■特集「新王者たちよ!」
The New Champions

☆KOTC世界ジュニアフライ級初代王者
マモル
「MMAムエタイ? いや“アフロ流”で行く!」

☆ヴァルキリー第2代女子フェザー級王者
V一(ヴィー・はじめ)
「“絶対王者”って何なのか。どんなに強い相手でも、
戦って勝てば、自分が生きてきた意味がある」

☆修斗環太平洋ライト級新王者
土屋大喜
「“ルミナ2世”と言われることは嬉しい。
でも土屋大喜として認めてもらえるようになりたい」

☆第4代DEEPウェルター級チャンピオン
白井祐矢
「怪我、敗戦、不運──そういうのがあったから成長できた」

☆第2代フライ級キング・オブ・パンクラス
清水清隆
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勝ってチャラにしたかった」

☆ミドル級暫定キング・オブ・パンクラス
14年目の近藤有己。
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普通の人間でいることをもう受け入れてもいいかなって」


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☆【私と格闘技】第九回
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エンセン井上
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連載・第二十六回
「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」
 エリオ・グレイシー、現る

☆小林聡のいた日々。
「KICK RETURN」連載 第五回
須田達史 完結篇

☆吉田文豪[人生劇場]
「新★書評の星座56」
須藤元気『Let’s 猫』
「また前田日明に『トリッキーすぎる』と
批判されかねない須藤のナンパ事情がたっぷり!」

ほか、今月も『ゴング格闘技』はもりだくさんの内容です!
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