TK現役復帰!? 桜庭和志×高阪剛、不惑の同級生対談=kamipro発
桜庭(左)と高坂が同級生対談でぶっちゃけトークを連発 【kamipro】
TK 今日はなんの話なんですか?
――ええとですね……
桜庭 (遮って)TKの現役復帰の話ですよね?
TK だからしないって!(笑)。
――まあ、その話もありつつ
TK あるんかい!(笑)。
――同級生であり、日本の総合格闘技界を黎明期からけん引してきたお二人にいろいろと振り返ってもらいたいんですよ。お二人とも40歳になられたんですよね?
TK いや、自分はサクと同い年といえば同い年なんですけど、まだ40歳にはなってないんですよね。
桜庭 あ、早生まれだ!
TK 3月生まれなんで、まだ30代なんですよ。
桜庭 そんなこと言っても、小学校時代は同じ時期に、同じことやってたじゃないですか。
TK だからね、小学生のころは(早生まれなのが)すごく嫌だった。4月生まれの子とは、ほぼ1年違ったからね。
桜庭 小学校に上がって、みんなはそれなりにまじめに授業受けてるのに、TKだけ鼻垂らしてたんだ(笑)。
TK 1年生のころなんて、ほぼ幼稚園児のままですからね。身体だけは異常にでかかったけど。
――巨大な幼稚園児のような小学1年生って、わけがわからないですよ(笑)
桜庭 でも、子どもの頃、一年違うと全然違うっていうのはわかりますよ。僕は7月生まれなんでちょうど真ん中くらいですけど、4月生まれの子は、ちょっと運動神経よさそうだったし。
TK 4月生まれは子どもなりに洗練されてるんですよね。だから自分も昔は早生まれってことでいろいろ苦労したんだけど、この歳になったら早生まれでよかったなと思う。
――早生まれでいいことあるんですか?
TK だって同学年がみんな40代の“リアルオヤジ”になってる中で、自分はまだ30代ですからね。オヤジかオヤジじゃないかの線引きで、40歳と39歳じゃ全然違うから(笑)。
桜庭 (口をとがらせて)そんなん、オヤジはオヤジで一緒だよ!
――お二人と同い年の吉田(秀彦)選手が引退を表明しましたけど、吉田さんも40歳になったから踏ん切りがついたのであって、39歳だったら「もう1年頑張ろう」と思ってたかもしれませんね(笑)
TK やっぱり39歳と40歳の差はでかいな〜。
桜庭 でも、吉田さんが辞めるということで“40代の枠”は一個空きましたね。
「体調がすごくいい」と語る高坂(右)に桜庭はしきりに現役復帰をすすめる 【kamipro】
TK 秀彦が引退する4月には、俺も40歳になってるな……。
桜庭 というわけで、4月以降の大会で試合、よろしくお願いします。へんなサムライの格好して解説してる場合じゃない!
――高阪さんが鎧兜(よろいかぶと)を着て解説する、謎の煽りVですね(笑)
TK ああいうのね、いまは好きなんですよ(笑)。以前だったら「それはナイな」って思ってたのが最近おもしろくなってきたっていうのは、ある。
――でも、同い年の桜庭さんや吉田さんが身を削って闘ってるときに、ああいうことやってていいんですか?
TK 俺もね、別の意味で身を削ってるから(笑)。あの撮影、何時間かかってると思う? あれ2時間以上かかってるからね。
桜庭 (佐藤)大輔さんはいろいろやらせるから。
TK 2時間以上撮影して、放映されるのは2分だから(笑)。ボートに乗って、釣りしながら解説するシーン撮影して、まったく放送しなかったからね。面白かったからよかったけど。
――たぶん煽りVって桜庭さんと高阪さんのやつが一番手間暇かかってるんじゃないですか? 桜庭さんは実際に試合する人だからわかるんですけど
TK まあ、いいじゃないの(笑)。
――いいですけどね(笑)。桜庭さんは40代になったという実感はありますか?
桜庭 年齢とかにはこだわらないんで、ただ単に「まだできるな」って。さっきも柴田(勝頼)くんと練習しましたよ。マウス・トゥ・マウスで。……ってマウス・トゥ・マウスじゃないでしょ! マンツーマンでしょ(笑)。
TK いや俺、39歳なんでそういう40代のオヤジギャグには、まだついていけないんで、ツッコメないですね(笑)。
桜庭 だぁ、同い年のくせに。でも、年齢っていうのは飯食うときに、ちょっと感じますね。あんまり食えなくなったんで。
――高阪さんは今年40歳ということでどうですか? 年々体調はよくなってるように思いますけど
TK 悪いけど、体調はすごくいいんだよね〜(笑)。
※このあとも体調絶好調のTKの現役復帰問題、桜庭の気になる今後、さらには、これまた同級生の吉田秀彦の引退について等々、二人のぶっちゃけトークはまだまだ続きますよ! 続きは『kamipro』No.144をチェック!!
【10年2月10日/都内・Laughter7にて収録】
(聞き手/堀江ガンツ 撮影/タイコウクニヨシ 試合写真/乾晋也)
『kamipro』No.144
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