「メダルを取るチャンスだったので、ただ残念」

　ポルトガルのやり方は分かっていたので第１、第２ピリオドを我慢した。１点差でいい守備ができていたが、残り（わずか）の時間で運悪くＦＫでやられた。監督の言うようなサッカーはできたので、負けて悔いがないということはないけれど、仕方がないと思える。（得点は）嬉しかったが、まだまだチャンスがあり、決められたらこちらの有利な展開ができたので、そこが課題だと思う。メダルを取るチャンスだったので、ただ残念だ。

「技術的なレベルで日本はまだまだ」

　１−２、いいゲームだった。それでも、もっとできるかなと感じた。（１点目の）失点シーンも集中（していたが）、一瞬だった。（決勝点の）ＦＫは不運だった。技術的なレベルで日本はまだまだ。次回大会までに、どこまで成長できるかだと思う。

「日本も一丸となれば力を発揮できる」

　もう少しでベスト４へ行けたとも思うので残念。（ポルトガルは）勝負強いと思った。（シュートが多く忙しかったが）組織的に一生懸命（ディフェンスを）やってくれたのでチャンスも作らせず、ただこちらも大きなチャンスもなかったので。みんなで（終盤まで）１点に抑えられて、あと一息だった。（世界との差）勝負強さ、経験値。近づいた部分は日本も一丸となれば力を発揮できること。まとまっていければこれからも面白いだろう。応援してくださった方もいるので、これらかが勝負と思う。

「胸を張って帰れる結果」

　ちょっとの差。“砂の神様”が「帰れ」といっている感じ。すごく個性的な素材を（ラモス）料理長がうまく（料理）してくれた。毎日決勝戦みたいな戦いをここまでしてきたので、結果を受け止めるしかない。ここまで来たので上を目指したかったが、（ベスト８は）胸を張って帰れる結果だったので良かった。

「歴代のチームで一番強い」

　惜しい分、悔しさがあるので悔しいの一言。やはり細かいところ、（各ポジションで）相手がうまかった。その力の差が今回の敗因だと思う。
（ケガは）試合に出ている以上は言い訳にできないので、自分自身の力不足。まだ麻酔が効いているので平気。（今回の代表は）歴代のチームで一番強い。（過去に）ビーチをやっている、やっていないじゃなくて、勝負に対する思いがすごく高くて、その上でラモスさんがまとめて試合に臨むと、すごい選手ばかりだった。（次のＷ杯では）ベスト８の壁も高いと感じたので、そこを最低限の目標として、メダルを狙っていきたい。

「世界は決めるところをしっかり決める」

　個人的にもみんなもいけると思っていたので、１−２の結果は残念。今までやってきたことをやろうと、それがうまく機能したと思う。世界は決めるところをしっかり決めるし、日本はまだまだそういうところが足りないかな。でも日本のやり方も通じるところがあるので、それを伸ばしつつ身につけるだけ。（帰国してからは）ゆっくり体を休めて、足りない部分を伸ばしていきたい。

＜了＞

　フジテレビＮＥＸＴではＦＩＦＡビーチサッカーワールドカップ・ドバイ２００９の模様を放送しています。準決勝２試合と、三位決定戦・決勝を生中継。詳しい放送スケジュールは、番組オフィシャルサイトをご覧ください。
　また、フジテレビＮＥＸＴで放送中の「サッカー日本代表ＴＶ」でもビーチサッカー・ワールドカップ情報をお伝えする予定です。ぜひご覧ください。