タレントそろうトヨタ自動車の史上初V3なるか!?=第36回社会人野球日本選手権大会見どころ
32チームが集う真の社会人野球日本一決定戦
今大会は既述の対象大会にて、近畿地区のパナソニックが3度(四国、長野、京都)の優勝を飾ったことで近畿地区出場チームが2枠増。また、クラブ選手権でも近畿地区のトータル阪神(昨年まで阪神ベースボールクラブ)が制したので、近畿地区からは計10チームが出場することになった。近年、全国大会で近畿勢の低迷が叫ばれているが、大阪開催でもあるし、この辺りで意地を見せてほしい。
トヨタvs.日産は1回戦屈指の好カード
しかし、このトヨタ自動車と1回戦で激突するのが、今季限りで活動停止が決まっている日産自動車(関東地区)である。第30回大会の優勝チームでもあり、その時の喜びを知る伊藤祐樹、村上恭一、小山豪、四之宮洋介、吉浦貴志、須田光らも残り、名門チームの休部に熱烈な応援も後押しすることだろう。1回戦屈指の好カードになることは間違いない。
初出場のOBC高島に注目
初出場となるクラブチームのOBC高島(近畿地区)はつながりのある打線が魅力で、地区予選で大阪ガスを倒した勢いに期待は高まる。京都大会で新日本石油ENEOSから白星を挙げた川原謙太郎(デュプロから転籍)、神戸学院大時代にドラフト候補にも挙がった左腕の安田恵隆、近鉄でバイプレーヤとして活躍した吹石徳一(現・楽天スカウト)の次男・泰隆の急成長、社会人・日本プロ野球・米独立リーグなどで経験豊富な竹岡和宏が抑えを務めるなど投手陣も充実。主将としてチームをけん引する主将・中村光佑(パ・リーグ2年連続本塁打王である埼玉西武・中村剛也の実弟)のガッツ溢れるプレーも必見だ。
<了>
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