ニューカッスルのシアラー監督「これまでのキャリアで最悪の経験」=イングランド・プレミアリーグ第38節レビュー

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名門ニューカッスルが2部に降格。シアラー監督の力も及ばなかった 【Newcastle Utd via Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグの最終戦となる第38節では、最終順位が確定した。
 最終節に降格圏内脱出を懸けていたニューカッスルはアストン・ビラと対戦。引き分けでも残留の可能性があるニューカッスルだったが、前半にオウンゴールで失点。後半途中からオーウェン、アメオビとFWを投入したが、最後までゴールを奪えず0−1で敗れ、18位での2部降格が決まった。
 19位に終わったミドルスブラ、最下位のWBAを合わせた3チームが降格となった。
 一方、主力を大量温存させたマンチェスター・ユナイテッド(マンU)と対戦したハル・シティ(0−1)、そしてチェルシーと対戦したサンダーランド(2−3)は、それぞれ黒星を喫したものの、プレミアリーグ残留を決めた。
 以下は試合後の各クラブの監督コメント。

アストン・ビラ 1−0 ニューカッスル

アラン・シアラー監督(ニューカッスル)

「降格することは、これまでのキャリアで最悪の経験だ。本当に苦しい。だが、不満はないし、言い訳もしない。今シーズンはアンラッキーだったとは言えないんだ。38試合を戦ったが、われわれの努力は十分じゃなかったということだ。何よりも、ニューカッスルのサポーターがかわいそうだ。彼らは、もっと素晴らしいにチームにふさわしいからね」

ハル・シティ 0−1 マンU

フィル・ブラウン監督(ハル・シティ)

「チャンピオンズリーグ決勝を前に、マンUはスター選手を温存させたが、彼らの若い選手は安定したパフォーマンスを披露して勝利を挙げた。しかし、われわれは試合に敗れたものの、残留を決めることができてうれしい。これまで仕事で経験してきた中でも、これは最大の成果だ。昨シーズン、昇格を決めたことよりも素晴らしい気持ちだ」

ウェストハム 2−1 ミドルスブラ

ギャレス・サウスゲート監督(ミドルスブラ)

「最終節で降格が決まり、全員が絶望している。ロッカールームでは、選手たちに何を言っても元気づけられないかもしれない。こんなことが2度と起きないように、今シーズンの失敗から教訓を得なければならない。最後まで応援してくれたサポーターに心から感謝している」

サンダーランド 2−3 チェルシー

リッキー・スブラジア監督(サンダーランド)

「監督に就任した際、わたしの任務はこのクラブを残留させることだった。それを達成することができてとてもうれしい。しかし、クイン会長と相談してから、僕は指揮官の座から退くことを決めた。次の一歩を踏み出すため、このクラブにはもっと有名な監督が必要だから。できれば、コーチングスタッフとして、ここに残りたいけど、まずは新たな監督にバトンタッチすべきだと思う」

ブラックバーン 0−0 WBA

トニー・モーブレイ監督(WBA)

「全体的に見ると、われわれは勝利にふさわしかったと思う。試合の主導権を握って、多くの得点機も作り出した。残念ながら得点を奪うことができなかったが、それが今シーズンのわれわれなんだ。得点力不足のため、降格が決定してしまった。チームは常にいいパフォーマンスを披露しているが、プレミアリーグに再び昇格するためには選手たちがもっと冷静にチャンスをものにしなければならない」

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