C・ロナウド「チームの歴史の一部であることを誇りに思う」=イングランド・プレミアリーグ第37節レビュー
抜群の得点力で優勝に大きく貢献したマンUのC・ロナウド(手前) 【Man Utd via Getty Images】
2位リバプールは、敵地で最下位のWBAと対戦。主将ジェラードが前半で先制点を奪ったリバプールは、FWカイトが後半に追加点を挙げ、2−0で危なげなく勝利を収めて2位をほぼ確保した。
また、フース・ヒディンク監督が率いるチェルシーは、ホーム最終戦でブラックバーンを2−0で下した。チェルシーはMFマルーダの強烈なヘディングシュートで先制すると、FWアネルカが追加点を奪って快勝。チェルシーは勝ち点を80に伸ばし、依然として3位をキープしている。
以下は試合後の各クラブの監督・選手コメント。
マンU 0−0 アーセナル
「非常に注意深い試合だったため、史上最も長い90分だった。幸いにも、優勝を決定する勝ち点1を獲得することができた。そして、リバプールの持つ最多優勝記録に並ぶこともできてうれしいが、この記録を更新したいね。わたしがユナイテッドの監督に就任したとき、優勝を狙っていたが、11回も(プレミアリーグの)タイトルを獲得できるとは想像もしなかった。
リバプールは、われわれに大きなレースを挑んできた。特に彼らがオールド・トラフォード(マンUの本拠地)で4−1で勝利した試合は、素晴らしい戦いだったよ。その大敗で、われわれは大きな刺激を受けた。シーズンの最後まで健闘したリバプールを称えなければならない。引退はまだ考えていない。自分の健康次第だが、5年先もこれだけ元気であることを祈るよ」
MFクリスティアーノ・ロナウド(マンU)
「信じられないね。本当にスペシャルな日だよ。3度の優勝は素晴らしい偉業で、決して簡単じゃなかった。しかし、選手たちがそれに向かって頑張ったんだ。優勝を達成したこの瞬間を楽しまないといけないよ。
僕たちはいくつかのタイトルを手にしたチームで、これを続けていなければならない。このクラブのメンタルは勝つことにあるからね。僕自身は、このチームの歴史の一部であることを誇りに思う。もしチャンピオンズリーグ(CL)決勝で勝ったら、本当に夢なような1年になるね」
MFライアン・ギグス(マンU)
「特に後半は苦戦を強いられていたが、自分たちのサポーターの前で優勝を決めることができて最高だよ。来シーズン、リーグ史上初の4連覇を目指したい」
GKエドウィン・ファン・デル・サール(マンU)
「傑出した1人の選手がチームをタイトルに導いたのではなく、この優勝は全員の努力により実現したものだ。ビディッチは守備陣の柱だった。若手のエバンスも多くの試合に出場し、大きく貢献してくれた。そして、ベテランのギグスとスコールズも重要な役割を果たしたよ。チームの全員が素晴らしかった」
アーセン・ベンゲル監督(アーセナル)
「わたしたちは、勝つために攻めの気持ちで戦った。ユナイテッドとのCL準決勝では、われわれは自分の実力を見せることができなかったが、今日の試合で選手たちは、クオリティーがあることを証明しただろう。ユナイテッドの3年連続の優勝は素晴らしい成績だ。ファーガソン監督を称賛しなければいけないね。来シーズンは、われわれがそうなることを確実にしなければいけない。そのためには、選手たちが信念を持って、一生懸命に働かなければいけないだろう」
WBA 0−2 リバプール
「残念ながら優勝を果たすことができなかったが、わたしは今シーズンの成果、そして選手たちを誇りに思う。わたしは、ユナイテッドに対しては祝福したい。しかし、ユナイテッドに最高の選手がそろっているのは、選手獲得に大金を使ったからだ。例えば、わたしたちと対戦したとき、ギグス、スコールズ、ベルバトフといった選手がベンチにいたよ。わたしたちには不可能なことだね。通常、われわれは礼儀正しく振る舞わなければいけないし、ほかの監督に敬意を表さなければいけない。ユナイテッドが勝ったんだから、わたしは祝福をするよ。しかし、それはそれだ」
DFジェイミー・キャラガー(リバプール)
「リーグ優勝はもう不可能になったかもしれないが、僕たちにとっては、まだ目指すべき目標が何個かある。例えば、残り1試合を無失点で切り抜けることができれば、レイナが3年連続でゴールデングラブ賞を獲得できるチャンスがある。(WBA戦で)攻撃に集中しすぎたアルベロアが、守備で油断したと思ったから、彼と衝突したんだ。守備陣として、どうしても無失点を記録したかったからね」
チェルシー 2−0 ブラックバーン
「ホームでの最終戦で、勝利を挙げることができてうれしい。もっとゴールを奪えたはずだけどね。でも、まだシーズンは終わっていない。リーグ戦は残り1試合、そして5月30日にはFAカップの決勝戦だから、それに向けて選手たちは油断してはいけないんだ。
(試合後にサポーターから熱烈なスタンディング・オベーションを受けたことについては)驚いたよ。わたしは、ほんの数カ月間しかここにいないのに。でも、チェルシーの選手たちと一緒に仕事ができて本当に楽しかった。チームと選手を応援してくれたみなさんに心から感謝している」
FWニコラ・アネルカ(チェルシー)
「プレミアリーグ得点王を確保するため、もっと得点を奪いたいね。でも、素晴らしいチームメートがいるからこそ、多くのゴールを決めることができた。彼らに感謝している。リーグ戦はまだ1試合残っているから、それに勝って2位で終わることを目指せなければならないんだ。難しいかもしれないが、挑戦する価値はある」
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