C・ロナウド「チームの歴史の一部であることを誇りに思う」=イングランド・プレミアリーグ第37節レビュー

LiveSports.jp

抜群の得点力で優勝に大きく貢献したマンUのC・ロナウド(手前) 【Man Utd via Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグ第37節では、首位のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)がホームでアーセナルと対戦し、0−0のドロー。この結果、マンUが勝ち点を87とし、残り1試合で2位リバプールとの勝ち点差が4となったため、3シーズン連続18度目のリーグ優勝が決まった。アーセナルは勝ち点69で、4位が確定している。

 2位リバプールは、敵地で最下位のWBAと対戦。主将ジェラードが前半で先制点を奪ったリバプールは、FWカイトが後半に追加点を挙げ、2−0で危なげなく勝利を収めて2位をほぼ確保した。
 また、フース・ヒディンク監督が率いるチェルシーは、ホーム最終戦でブラックバーンを2−0で下した。チェルシーはMFマルーダの強烈なヘディングシュートで先制すると、FWアネルカが追加点を奪って快勝。チェルシーは勝ち点を80に伸ばし、依然として3位をキープしている。

 以下は試合後の各クラブの監督・選手コメント。

マンU 0−0 アーセナル

アレックス・ファーガソン監督(マンU)

「非常に注意深い試合だったため、史上最も長い90分だった。幸いにも、優勝を決定する勝ち点1を獲得することができた。そして、リバプールの持つ最多優勝記録に並ぶこともできてうれしいが、この記録を更新したいね。わたしがユナイテッドの監督に就任したとき、優勝を狙っていたが、11回も(プレミアリーグの)タイトルを獲得できるとは想像もしなかった。
 リバプールは、われわれに大きなレースを挑んできた。特に彼らがオールド・トラフォード(マンUの本拠地)で4−1で勝利した試合は、素晴らしい戦いだったよ。その大敗で、われわれは大きな刺激を受けた。シーズンの最後まで健闘したリバプールを称えなければならない。引退はまだ考えていない。自分の健康次第だが、5年先もこれだけ元気であることを祈るよ」

MFクリスティアーノ・ロナウド(マンU)

「信じられないね。本当にスペシャルな日だよ。3度の優勝は素晴らしい偉業で、決して簡単じゃなかった。しかし、選手たちがそれに向かって頑張ったんだ。優勝を達成したこの瞬間を楽しまないといけないよ。
 僕たちはいくつかのタイトルを手にしたチームで、これを続けていなければならない。このクラブのメンタルは勝つことにあるからね。僕自身は、このチームの歴史の一部であることを誇りに思う。もしチャンピオンズリーグ(CL)決勝で勝ったら、本当に夢なような1年になるね」

MFライアン・ギグス(マンU)

「特に後半は苦戦を強いられていたが、自分たちのサポーターの前で優勝を決めることができて最高だよ。来シーズン、リーグ史上初の4連覇を目指したい」

GKエドウィン・ファン・デル・サール(マンU)

「傑出した1人の選手がチームをタイトルに導いたのではなく、この優勝は全員の努力により実現したものだ。ビディッチは守備陣の柱だった。若手のエバンスも多くの試合に出場し、大きく貢献してくれた。そして、ベテランのギグスとスコールズも重要な役割を果たしたよ。チームの全員が素晴らしかった」

アーセン・ベンゲル監督(アーセナル)

「わたしたちは、勝つために攻めの気持ちで戦った。ユナイテッドとのCL準決勝では、われわれは自分の実力を見せることができなかったが、今日の試合で選手たちは、クオリティーがあることを証明しただろう。ユナイテッドの3年連続の優勝は素晴らしい成績だ。ファーガソン監督を称賛しなければいけないね。来シーズンは、われわれがそうなることを確実にしなければいけない。そのためには、選手たちが信念を持って、一生懸命に働かなければいけないだろう」

WBA 0−2 リバプール

ラファエル・ベニテス監督(リバプール)

「残念ながら優勝を果たすことができなかったが、わたしは今シーズンの成果、そして選手たちを誇りに思う。わたしは、ユナイテッドに対しては祝福したい。しかし、ユナイテッドに最高の選手がそろっているのは、選手獲得に大金を使ったからだ。例えば、わたしたちと対戦したとき、ギグス、スコールズ、ベルバトフといった選手がベンチにいたよ。わたしたちには不可能なことだね。通常、われわれは礼儀正しく振る舞わなければいけないし、ほかの監督に敬意を表さなければいけない。ユナイテッドが勝ったんだから、わたしは祝福をするよ。しかし、それはそれだ」

DFジェイミー・キャラガー(リバプール)

「リーグ優勝はもう不可能になったかもしれないが、僕たちにとっては、まだ目指すべき目標が何個かある。例えば、残り1試合を無失点で切り抜けることができれば、レイナが3年連続でゴールデングラブ賞を獲得できるチャンスがある。(WBA戦で)攻撃に集中しすぎたアルベロアが、守備で油断したと思ったから、彼と衝突したんだ。守備陣として、どうしても無失点を記録したかったからね」

チェルシー 2−0 ブラックバーン

フース・ヒディンク監督(チェルシー)

「ホームでの最終戦で、勝利を挙げることができてうれしい。もっとゴールを奪えたはずだけどね。でも、まだシーズンは終わっていない。リーグ戦は残り1試合、そして5月30日にはFAカップの決勝戦だから、それに向けて選手たちは油断してはいけないんだ。
(試合後にサポーターから熱烈なスタンディング・オベーションを受けたことについては)驚いたよ。わたしは、ほんの数カ月間しかここにいないのに。でも、チェルシーの選手たちと一緒に仕事ができて本当に楽しかった。チームと選手を応援してくれたみなさんに心から感謝している」

FWニコラ・アネルカ(チェルシー)

「プレミアリーグ得点王を確保するため、もっと得点を奪いたいね。でも、素晴らしいチームメートがいるからこそ、多くのゴールを決めることができた。彼らに感謝している。リーグ戦はまだ1試合残っているから、それに勝って2位で終わることを目指せなければならないんだ。難しいかもしれないが、挑戦する価値はある」

プレミアリーグ ハイライト映像無料配信中!

「LiveSports.jp」では、イングランド・プレミアリーグの全試合のハイライト映像を無料配信中! 3年連続18度目のリーグ優勝を果たしたマンUの動画や、ブラックバーンに快勝したチェルシーのハイライト、そして過去の一戦、ベストイレブンなどのオフィシャル映像も無料でお楽しみいただけます。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント