イタリア・セリエＡ第３３節の注目の一戦は、来季のチャンピオンズリーグ（ＣＬ）出場圏内の４位を目指す５位フィオレンティーナと６位ローマによる直接対決だ。敵地に乗り込むローマは、白星を挙げれば勝ち点５５でフィオレンティーナと並ぶ。一方、ＦＷムトゥとＭＦフェリペ・メロを欠くフィオレンティーナは、ホームでライバルを下すことができるか。リーグ終盤の大きな山場となる一戦だ。
　また、前節でＦＷインザーギのハットトリックを含む５得点でトリノに大勝したミランはパレルモと、ＦＷ森本貴幸が所属するカターニアはレッチェとそれぞれ対戦する。

スパレッティ監督（ローマ）

「フィオレンティーナは直近３試合で２勝しているが、われわれは勝ち点３を獲得してみせる。それが、われわれにとって最も重要なことである。４位のジェノアと順位争いをする前に今回の戦いに勝利して、リーグ終盤で最大限の力を発揮しなければならない」

ＦＷトッティ（ローマ）

「僕らは４位以内という目標を掲げているから、次の試合に集中しなければならない。フィオレンティーナとの試合はＣＬ出場権を懸けて戦うとても重要な一戦だ。フィレンツェで油断は絶対に禁物だ」

プランデッリ監督（フィオレンティーナ）

「われわれはＣＬ出場権を獲得できると信じている。シーズン終盤では１試合の結果が大きな意味を持つ。最終戦まで最高のパフォーマンスで戦わなければならない。ローマ戦では消極的なプレーは見たくない。勇気と強い精神をもって、ローマを下す必要がある。良い結果を出してさらに上を目指さなければならない。ローマは、試合の最後まで高いクオリティーを維持して戦い抜くことのできる経験あるチーム。仮にトッティが出場しなければ、われわれは有利な試合運びができるだろう」

ＦＷジラルディーノ（フィオレンティーナ）

「（前節の）ウディネーゼ戦での敗戦を忘れるためにも、結果を出さなくてはならない。残り６試合のすべてが大切だが、その中でもローマ戦は特に重要な一戦となる。勝利することができれば、ローマとの勝ち点差はさらに広がる。最終節までＣＬ出場権を懸けて戦い抜いてみせる。ローマはイタリアのサッカー界で偉業を成し遂げている素晴らしいチームだけど、僕らは勝利を目指して戦う」

アンチェロッティ監督（ミラン）

「サンシーロでのパレルモ戦は厳しい試合になるだろう。パレルモはよく組織されたチームだから注意しなければならない」

ＭＦセードルフ（ミラン）

「僕らは今の状態をキープしなければならない。僕は１００パーセント準備万端だ。パレルモはそう簡単には勝たせてくれないだろう。慎重に試合に臨まなければならない」

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フィオレンティーナ対ローマ
４月２５日（土）２７時３０分

レッチェ対カターニア
４月２６日（日）２２時

ミラン対パレルモ
４月２６日（日）２２時

※配信スケジュールは変更になる可能性があります。