ローマのデ・ロッシ「ローマダービーで得点を決めたい」=セリエA第31節プレビュー
CL出場圏内の4位を確保するためにも、ローマはダービーを制したい 【Getty Images】
また、逆転優勝をあきらめない2位ユベントスは、今季ホームでわずか1敗の4位ジェノアとの対戦に挑む。そのユベントスに勝ち点9差をつけて首位を独走するインテルは、ホームにパレルモを迎える。
132回目のローマダービーを制すのは?
「両チームとも不調であり、どちらが勝ってもおかしくないだろう。われわれは若干優位とされているかもしれないが、ダービーマッチではチームの順位や戦力の比較など参考にならない。また、ラツィオを率いるデリオ・ロッシ氏は素晴らしい監督で、チームには多くの優れた選手がそろっている。勝ち点3を獲得するのは簡単ではない。
個人的には、イタリア中部を襲った地震の犠牲者への哀悼の意を表するため、今週末のセリエAの試合をすべて延期すべきだと思う」
MFデ・ロッシ(ローマ)
「地震で多くの被害や犠牲者が出た状況では、サッカーの話をすることに違和感を覚える。この惨事が起こらなかったら、ラツィオとの試合にもっと集中できたはずだ。でも、僕がゴールを決めることと、ローマの勝利を希望しているよ」
DFリーセ(ローマ)
「サポーターはこの試合の重要性を分かっている。選手たちも全力を尽くして勝利を目指すよ。リバプールに所属していたころ、僕はエバートンとのダービーマッチで初ゴールを挙げたんだ。その時の気持ちをもう一度感じたいから、ローマダービーで得点を決めたいね。とにかく、リーグ4位を確保するためには勝ち点3が必須だ」
ロティート会長(ラツィオ)
「わたしたちにとって、このダービーマッチは連敗を止めるいいきっかけになると思う。ラツィオの選手たちが全力を出してくれれば、ふさわしい結果になるだろう。最近の不調は精神的な問題だと思う。というのも、3月に行われた(コッパ・イタリア準決勝第1戦の)ユベントス戦(2−1でラツィオが勝利)では、われわれが抜群の強さを示し、どのチームとも同じレベルで競り合えることを証明したからね」
リーグ4連覇に突き進むインテル
「優勝を確保するため、さらに勝ち点15が必要である。つまり、残りのホームゲームで12ポイントを獲得できれば、優勝はほぼ決定となるだろう。だから、サポーターの応援も必要だと主張したい。わたしは監督としてシーズンの最後の2カ月で優勝を奪われたことはない。だが、最後まで何が起こるかは分からないのだ」
MFスタンコビッチ(インテル)
「インテルがスクデット(セリエA優勝)を獲得できるかどうかは、この2週間で決まるだろう。土曜日にパレルモと対戦し、そして来週には優勝争いのライバルであるユベントスとの試合が待っている。ユベントスとの勝ち点差は9と開いているが、まだ8試合残っているため、われわれはシーズンの最後まで集中力を維持しなければならない。昨シーズン、ローマとの勝ち点差が11から1に縮められ、結局最終節のパルマ戦の後半でやっと優勝を決めたという前例もあるからね」
MFシンプリシオ(パレルモ)
「インテルは明らかにセリエAで最も強いチームだが、彼らに勝てると確信している。今シーズン、われわれはすでにミラン、ユベントス、ローマなどに勝利しているからインテル戦でもいい結果を出せるだろう。まだヨーロッパカップ(来季UEFAカップから変更)出場権を獲得できる可能性もあるから、勝ち点3を奪いたいね。攻撃ではインテルの起点であるFWイブラヒモビッチを止められれば、われわれは勝利できると思う」
逆転優勝をあきらめないユベントス
「われわれは前節の(痛恨の)ドローをすでに克服したということを証明しなければならない。重要なのは、いいパフォーマンスを披露することと勝ち点3の獲得だ。しかし、ジェノアはCL出場権を争っているチームであり、苦戦するだろう。少なくとも、わたしたちは2位の確保を目指しているが、それと同時にインテルに追いつくことも狙っている。ただ、(ユベントスは)07年にセリエBから昇格し、チームがまだ再構築中だということを忘れてはならない」
プレツィオージ会長(ジェノア)
「もちろん、CL出場権を確保するためにユベントス戦での勝利を願っている。ユベントスが(ジェノアに)勝ったとしても、どうせインテルの優勝になるのだから、その勝ち点はユーベにとって役に立たないだろう。
イタリア中部で6日に発生した地震は大惨事だった。少しでも被災者の力になりたい。ユーべ戦の収益はすべて救済活動に寄付する」
セリエA 第31節 有料ライブ放送
ラツィオ対ローマ
4月11日(土)22時
インテル対パレルモ
4月11日(土)22時
ジェノア対ユベントス
4月11日(土)27時30分
※配信スケジュールは変更になる可能性があります。
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