石川遼、予選落ちも「納得のプレー」=米ツアー アーノルド・パーマー・インビテーショナル第2日

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カットラインに2打及ばず予選落ち

第2日はスコアを1オーバー71とまとめた石川だったが、2戦続けての予選通過とはならなかった 【PGAツアーモバイル】

 男子ゴルフの米ツアー(PGAツアー)、アーノルド・パーマー・インビテーショナルの第2日が現地時間27日から、米フロリダ州オーランドにあるベイヒルクラブ&ロッジで行われた。PGAツアー3戦目となる石川遼は、第1日に6オーバー102位タイと大きく出遅れたが、第2日目は2バーディ3ボギーの1オーバー71にスコアをまとめた。しかし、通算7オーバーはカットラインに2打及ばず、2戦連続での予選突破とはならなかった。

 10番スタートのこの日、11番でスリーパットをし、ボギーを先行させたが、続く12番パー5でバーディーを奪い返すなど随所に光るプレーを見せた。難易度の高い池絡みの18番パー4では残り135ヤードの第2打をピン奥8メートルに運び、絶妙のバーディーパットを沈めた。石川は、「気持ち良かったです。読みがぴったりあったので、思い出に残るバーディーになりました」とほおを紅潮させた。

 1オーバーで折り返した後半はすべてスコアカード通りのパープレー。「チャンスは作れたので、そのうち1個か2個でも入っていれば」と悔しがったが、「こういう日もある」とすぐに気持ちを切り替えた。

次の舞台はマスターズ

 ラウンド後には、「今日パープレーなら予選を通るチャンスもあると思っていたので、悔しさもありますが、アイアンのスイングがこの2日間良かったので、収穫は大きかったです。充実した2日間でした。スコアはついてこなかったけれど、ゴルフの内容には満足しています」と晴れ晴れとした表情を見せた。

 予選カットラインが5オーバーとなったため、結果だけを見れば、初日6番ホールでの「9打」がなければ予選通過も考えられた。もちろん「たられば」は禁物だが、大きなミスは36ホール中この1ホールだけ。同組で回った46歳のベテラン、アンドリュー・マギー(米国)も、「17歳とは思えない、素晴らしいゴルフをする。米国に来て経験を積んだらすぐに勝てる」と太鼓判を押した。

 次週は大会に参加しないため、みっちり練習を積み、4月8日から始まるメジャートーナメント、マスターズに備える。「ショートゲームの精度を上げて、ここで得た経験を1つでもマスターズで生かせれば」と17歳は前を向いた。

今田は通算4アンダー3位タイの好位置に

首位と4打差3位タイまで急浮上した今田。米ツアー2勝目を成し遂げられるか!? 【PGAツアーモバイル】

 第2日に一気に順位を上げたのが今田竜二。一時は予選落ちの可能性もあった今田だが、終わってみれば7バーディー3ボギーの4アンダー66をマークし、通算4アンダーと、首位ショーン・オヘア(米国)に4打差の3位タイの好位置につけた。

 復帰後初の優勝を目指すタイガー・ウッズ(米国)は、1アンダー69で回り、通算3アンダー、単独5位につけている。「ショットのコントロールが悪い」と本人は不満顔だが「チップインバーディーが2つ獲れたのは試合勘が戻りつつある証拠」と前向きな発言も。昨年、同大会5勝目を挙げた相性の良い大会で連覇を狙う。
 第2日のベストスコア65をマークしたオヘアは後続に3打差をつけ通算8アンダーの単独トップに立ち、決勝ラウンドへと臨む。

<了>
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