石川遼、まさかの9打も「逃げたくなかった」=PGAツアー アーノルド・パーマー・インビテーショナル第1日

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米ツアー3戦目、アーノルドパーマーインビテーショナルに臨んだ石川だったが、初日は6オーバーの102位タイだった 【PGAツアーモバイル】

 男子ゴルフの米ツアー(PGAツアー)、アーノルド・パーマー・インビテーショナルが現地時間26日から、米フロリダ州オーランドにあるベイヒルクラブ&ロッジで開幕した。第1日は快晴に恵まれたものの、強風に悩まされ、120人中21人のみがアンダーパーという厳しい状況となった。
 PGAツアー3戦目となる石川遼は、6番パー5で9打の「クアドラプルボギー(+4打)」をたたき、6オーバー76、102位タイで初日のラウンドを終えている。

ワナにかかってしまった6番ホール

6番パー5では、果敢に2オンを狙ったが、それが裏目に出てしまい、まさかの9打をたたいた 【PGAツアーモバイル】

 1番ホールでは、ノーザントラストオープン、トランジションズ選手権に続き、3大会連続で初日最初のホールでバーディーを奪った石川だったが、試練は6番ホールに待ち構えていた。

 池を取り囲むような左ドッグレッグの558ヤードのパー5。パーオン率73.95%と決して難しいホールではないが、タイガー・ウッズ(米)もこの日はダブルボギーをたたいた。つまり、2オンを狙う飛ばし屋にとってはワナが待ち構えているホールだったのだが、石川はこれにはまってしまった。
 前方左側に広がる池越えで狙ったティーショットは「狙ったところより15メートル左に行ってしまった」ため、池につかまった。また、フェアウェー右側からの4打目も池に落ち、この時点で2打のペナルティーを払う。また、6打目も「逃げたくなかった」とピンを狙って打ったボールも、池のふちにある岩に挟まり、ドロップを余儀なくされ、結局8オンとなってしまった。1.2メートルの距離を1パットで切り抜けて9打で収めたものの、「池に入ったのを忘れて、一瞬ダブルボギーかと思った」と、苦笑した。

終盤3ホールで見せた我慢強さを見せられるか!?

復帰後初優勝を狙うタイガー・ウッズ。初日は2アンダー10位タイと上々の滑り出しを見せる 【PGAツアーモバイル】

 ラウンド後は、「逃げる勇気も必要な時がありますね。でも6番を除けば満足なスコアでした。アイアンのスイングはかなり良くなっています。後はこれをドライバーでもできればと。明日は予選通過を目指すしかないです。アンダーパーで回りたいですね」と、明日への意気込みを語った。

 しかしながら数値を見ると、フェアウェーキープ率42.86%(120人中100位)、パーオン率38.89%(同100位)とショットは大荒れ。「スイング改造」の影響が出てしまう結果となった。
 逆に、ドライバー飛距離284.5ヤード(48位)、パット数27(23位)という比較的良い数値も残しているだけに、終盤3ホールをパーでしのいだ我慢強さを明日に生かしていきたい。

 一方、昨年のディフェンディングチャンピオンでもあるタイガー・ウッズは5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの2アンダー68と、初日首位のジェイソン・ゴア(米国)に3打差10位タイにつけている。タイガーにとってこの大会は、4連勝を含む過去5勝を記録している相性のいい大会なだけに、復帰後最初の優勝を狙う。

<了>
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