石川遼「いい経験をした」 厳しい結果にも満足感=米男子ゴルフ

PGAツアーモバイル

最終ラウンド、1番でスタート前に笑顔を見せる石川遼=イニスブルック・リゾート 【共同】

 男子ゴルフの米ツアー(PGAツアー)、トランジションズ選手権(米国フロリダ州コパーヘッド・イニスブルックリゾート&GC)の最終日が現地時間22日に行われ、日本人最年少でPGAツアーの予選通過を果たした石川遼は、通算9オーバーの71位に終わった。また、3オーバー60位でスタートした今田竜二は、アグレッシブなプレーで粘り強さを見せ、通算4オーバーの46位だった。

珍ハプニングで一人だけのラウンド

 PGAツアー2試合目で予選突破を果たした石川だったが、週末は一転、厳しい結果を突きつけられた。3日目のラウンドでは序盤で崩れたものの、後半はリズムを取り戻し、いいイメージを持ったまま迎えた最終日。しかし、いきなりティーオフ前に、同じ組で回る予定だったジミー・ウォーカー(米国)が棄権するハプニングで、ツアーでは珍しい一人だけのラウンドとなった。

 ティーショット、アイアンが共に安定しない石川は、3番ホールでこそバーディーを奪ったが、2番と6番でボギー、そして9番ではダブルボギーをたたいた。さらに後半に入っても、12番、15番、16番とボギーをたたき、終わってみれば2バーディ、5ボギー、1ダブルボギーと大荒れ。最終日は76とスコアを前日から5つ落とし、通算9オーバーの71位に終わった。大会前から「スイング改造中」と語っていたが、前日と同じ池につかまってしまうシーンなども目立ち、今後に課題を残した。

「1打1打で成長できた」

「今日は4日間の中で一番悔しい内容のラウンドでした。でも、予選通過が目標だったので満足というか、とてもうれしいです。この4日間、1打1打で成長できました。いい経験をしたと思います」
 大会終了後にクラブハウスのステーキをプレゼントされた石川は笑顔を取り戻し、最終日のラウンド、そして米ツアーで初の予選突破となった今大会を振り返った。

 また、来週から出場することになっているアーノルド・パーマー・インビテーショナルについての抱負を聞かれると、「日本から取り組んできたスイングも4日間を通して試すことができ、体が安定してきました。来週が楽しみです。また予選通過して、4日間プレーし、自分を成長させていきたいと思います」と語った。

<了>
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

コチラの情報はゴルフ専門サイト「PGAツアーモバイル」の提供でお送りしています。さらに詳しい情報は「PGAツアーモバイル」でご覧ください。 メニュー→スポーツ→ゴルフ (http://pgatourm.jp)

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント