ローマのリーセ「ユーベで最も怖いのはトレゼゲ」=セリエA第29節プレビュー
ローマのリーセが警戒するユベントスのトレゼゲ 【Getty Images】
ここ3試合は引き分けに終わっているローマは、4試合ぶりの白星を狙う。対するユベントスはリーグ4連勝中と好調を維持しており、首位インテルとの勝ち点差を縮めたいところだ。
4連覇を目指すインテルは、最下位レッジーナとの対戦。インテルは2位のユベントスに勝ち点7差をつけて首位を独走している。一方のレッジーナは、引き分けこそ多いものの、15試合にわたり白星から見放され、残留ラインの17位と勝ち点6差の最下位に低迷している。
カターニアはホームでラツィオを迎え撃つ。FWの森本貴幸はひざのけがで戦線離脱中のため、カターニアはここ3試合で2ゴールを挙げているFWマスカーラに期待をかける。一方、来季のUEFAカップ出場を目指すラツィオは、ホームでカターニア相手に1−0の勝利を挙げた第10節の再現を狙う。
逆転優勝をあきらめないユベントス
「けがや出場停止は今さらどうにもできないことだから、言い訳にしてはならない。出場できる選手たちが全力を尽くし、勝利を狙うしかないんだ。この数年、既にチームは何度も根性を見せてくれている。5万人の素晴らしいサポーターのためにも必死に戦う義務がある。われわれはあえて、(来季の)CL出場権の獲得を目指さなければならないんだ」
DFリーセ(ローマ)
「異なる目標で両チームは勝ち点3を目指しているから、ユベントスとの一戦は素晴らしい試合になるだろう。ユベントスの攻撃陣の中で、最も怖いのはトレゼゲだね。僕はモナコに所属していたころ同じチームでプレーしていたから、彼の実力をよく分かっている。一瞬でも目を離すとゴールを決められてしまうから、試合の最後まで集中力を失ってはならない」
ラニエリ監督(ユベントス)
「ユベントスはいいシーズンを送っているかもしれないが、チームはまだまだ成長できるから満足してはならない。けが人の続出に悩むローマは、いつもと違う選手で試合に臨むが、必ずしもチームが弱くなったわけではないのだ。彼らに勝利するためには全力でプレーしなければならない。
ジョビンコについて? 彼は絶好調を維持しており、前節のボローニャ戦でも自らの実力を披露してくれたが、しっかり地に足をつけておく必要もあると思う。スタメンで起用するかどうかはまだ決めていない」
首位インテルと最下位レッジーナの対戦
「インテルが審判の判定に優遇されているなどという報道はばかばかしい。1つのチームがこんなに批判を受けるなんて信じられないよ。僕らは審判の判定に助けられてはいない。自分たちの実力で試合に勝利しているんだ。ロッカールームでの雰囲気? とても穏やかだし、イブラヒモビッチとアドリアーノも落ち着いている。日曜日の試合では、その2トップでレッジーナを倒すよ」
フォーティ会長(レッジーナ)
「インテルとの勝ち点はかなり大きいかもしれないが、われわれに劣等感なんてない。ここ数年、セリエA残留を確保するためには、少なくとも勝ち点40は必要だったが、今シーズンは38とか、39ポイントで足りるという気がする。とにかく、残り10試合で十分な勝ち点を獲得し、レッジーナが来季もこのリーグでプレーしていると確信している」
前節の完敗からの巻き返しを狙うラツィオ
「(0−3の完敗に終わった前節の)キエーボ戦の後、ひどい試合をしたから、2度とこのようなことにならないようロッカールームで選手たちに要求した。ラツィオはチームとしての背骨はしっかりしているかもしれないが、全体的なメンバーで見ると、ちょっと層が薄い。夏の移籍市場での選手獲得を希望している。
ゼンガ監督に教え込まれた闘争心を持つカターニアの選手たちは、準備を整えてわれわれとの対戦に臨むはずだから、苦戦するだろう。われわれは(来季の)UEFAカップ出場権を目指しているが、重要なのは1試合ずつ大事に戦うことだ」
セリエA 第29節 有料ライブ放送
カターニア対ラツィオ
3月21日(土)26時
ローマ対ユベントス
3月21日(土)28時30分
インテル対レッジーナ
3月22日(日)23時
※配信スケジュールは変更になる可能性があります。
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