ジェラード「今までのキャリアで最も素晴らしい1週間だった」=プレミアリーグ第29節レビュー

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ゴールを決めて喜ぶリバプールのジェラード 【Man Utd via Getty Images】

 イングランド・プレミアリーグ第29節では、首位のマンチェスター・ユナイテッド(マンU)がホームでリバプールに1−4と完敗し、リバプールとの勝ち点差が4に縮まった。チェルシーはホームでマンチェスター・シティに1−0と勝利し、2位を堅守。リバプールはチェルシーと勝ち点で並んでいるが、得失点差でチェルシーを下回り、3位につけている。アーセナルはMFアルシャービンのリーグ戦初得点を含む4−0の大勝でブラックバーンを下し、4位に浮上した。

 以下は、試合後の各クラブの監督・選手コメント。

マンチェスター・ユナイテッド 1−4 リバプール

アレックス・ファーガソン監督(マンU)

「1−4という敗戦から、選手たちを擁護するのは難しい。われわれは先制点を奪ってから逆転負けをしてしまった。このクラブは、負けを喫した後にどう対応するかが問われる。その答えは次の試合を勝つことだ。残念ながらDFビディッチはいくつかのミスを犯してしまい、いいパフォーマンスを見せることができなかったが、誰でも間違いをしてしまうものだ。われわれは勝ち点4差で首位に立っていることを忘れてはならない。前進あるのみだ」

DFファーディナンド(マンU)

「ビディッチのレッドカードは、試合を決定付けるものとなった。(あの場面で)ジェラードがビディッチをかわしたとしても、僕がカバーリングできたはずだから、一発退場はふさわしくない。彼は今季着実に力をつけている選手の1人だから、彼を批判する気はないよ。どんな試合でも、敗れたら失望する。ただ、最大のライバルに完敗した時に、それはより大きくなる。心にあった安心感もこの敗戦でなくなった。僕らは軌道を戻さなければならない」

MFパク・チソン(マンU)

「選手たちはもちろんショックを受けているが、僕たちはまだ首位だ。残りのリーグ戦で本来の実力を発揮できれば、この敗戦は大した問題ではない。次節のフラム戦まで時間はある。選手たちが体を休めるいい機会となるね」

ラファエル・ベニテス監督(リバプール)

「(チャンピオンズリーグの)レアル・マドリー、そして今回ユナイテッドに勝利したことは、われわれはどのチーム相手でも勝てるという証拠だと言える。MFジェラードとFWトーレスはわれわれの主力選手だが、選手全員をたたえなければならない。この敗戦で、ユナイテッドにも欠点があるということが分かったと思う。彼らは強いチームであることは確かだが、早いペースで相手守備陣の裏を狙えば、得点機を作ることができる」

MFジェラード(リバプール)

「(チャンピオンズリーグ決勝トーナメントでの)レアル・マドリー戦の圧勝に続き、敵地でユナイテッドに大勝することができて、今までのキャリアの中で最も素晴らしい1週間となった。先制点を許したものの、僕たちは反撃し、逆転勝利を果たせたことが一番うれしい。宿敵、そして優勝ライバルであるユナイテッドに対して素晴らしい試合ができたから、その自信を残りの試合につなげていきたい」

MFマスチェラーノ(リバプール)

「サポーターにとって素晴らしい日となった。僕も幸せだ。昨シーズンのこの試合で退場処分を食らったから、今回は同じことが起こらないよう慎重にプレーしていた。優勝争いについては話さなくていいと思う。チームにとって重要なのは、今の調子を続けることだけ。リーグ戦の残り試合を全部勝たないと優勝は難しいからね」

チェルシー 1−0 マンチェスター・シティ

フース・ヒディンク監督(チェルシー)

「試合の主導権を握ることができたから、シティの攻撃は脅威ではなかったが、試合のスコアには不満が残る。多くのチャンスを作り出したが、それをものにできなかった。4−0で勝てる試合だったが、1−0の勝利に終わってしまった。チャンスをもっと冷静に決めないといけない。それが唯一の批判的な要素だ。

 首位ユナイテッドとの勝ち点差は4だが、彼らの消化試合が1つ少ないことも忘れてはいけない。ユナイテッドに追いつくことは難しいが、不可能ではない。シーズンが終わるまで、われわれは勝ち続けるしかない」

DFテリー(チェルシー)

「ユナイテッドには優れた選手ばかりそろっているが、彼らがリバプール戦の大敗後にどんなリアクションをするかは分からない。これからも勝ち点を落としてほしいけどね。僕たちが連勝を伸ばせば、リバプールと同じように、ユナイテッドにもっとプレッシャーをかけることができる」

MFマルーダ(チェルシー)

「ユナイテッドがリバプールに負けたことは、これから彼らと対戦するチームにとって、大きな意味がある。ユナイテッドは無敵ではないし、彼らに勝利することは可能だということが明らかになった」

アーセナル 4−0 ブラックバーン

アーセン・ベンゲル監督(アーセナル)

「チャンピオンズリーグのローマ戦が終わって、チームはプレッシャーから解放されたから、選手たちは集中してプレーすることができた。最近の試合と比較すると、ブラックバーン戦は流れるようなサッカーが披露できた。やっと、われわれのサッカーが戻ってきた。

 ハーフタイムに、アルシャービンは右足の傷に8針を縫った。それでも後半は、けがを感じさせないプレーを見せてくれたね。前半右サイドでプレーした彼を、後半から左サイドで起用した。彼は、右、左、真ん中、どこでもプレーできる素晴らしい才能を持った賢い選手だ」

MFアルシャービン(アーセナル)

「ブラックバーンは今までで一番タックルが激しいチームだった。DFオーイェルのタックルは、あまりの衝撃でスパイクのレザーと僕の肌が一緒に破れてしまった。前半の序盤でけがを負ってしまったが、試合中だったから痛みを感じなかった。ハーフタイムで、チームのドクターがうまく処置してくれたから、後半に得点を決めた時、彼に感謝するためベンチまで走ったんだ」

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