ジョコビッチ、マスターズ・カップで初白星=テニス・選手コメント

テニスネットPro

ジョコビッチはこの大会では自身初となる白星を挙げた 【Getty Images】

 上海で始まった男子プロテニスツアーの最終イベントである「マスターズ・カップ」の初日では、ゴールドグループの第1戦が行われ、大会の第2シード、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がアルゼンチンの新星、フアン・マルティン・デルポトロを相手に7−5、6−3で勝利。この大会では自身初の白星となった。

 同じくゴールド・グループでは、ロシアのニコライ・ダビデンコが、フランスのジョーウィルフリード・ツォンガを6−7(6)、6−4、7−6(0)と、フルセットの接戦の末に破っている。

【ゴールド・グループ】
第2シード:ノヴァック・ジョコビッチ 1勝
第4シード:ニコライ・ダビデンコ 1勝
第6シード:ジョー・ウィルフリード・ツォンガ 1敗
第7シード:フアン・マルティン・デルポトロ 1敗

 <以下、試合後の選手のインタビュー>

ジョコビッチ「大会での経験が、試合の勝敗を分けた」

――おめでとう、ノバク。マスターズ・カップで初めての勝利でしたね

 ありがとう。大事な初戦で勝ててうれしいよ。去年のこの大会ではひとつも勝つことができず、とても残念な結果に終わったからね。でも今年は2回目の参戦ということもあって、自信や経験を積むことができた。それに上海にももう5〜6日間いるから、だいぶ気候にも慣れてきたよ。だから勝ててうれしいね。

――デルポトロはこのところ好調でした。勝つためにはベストを尽くす必要があったのでは?

 彼はとても積極的なテニスをするからね。スターの仲間入りをしつつあって、最近は素晴らしいテニスで4大会連続優勝、さらにここ半年は、ほんの数敗しかしていなかった。それが彼の資質のすべてを物語っている。それに彼はこの大会の出場は初めてだったから、何も失うものはないし。でもこの大会の経験が、試合の局面で勝敗を分けたのかも知れないね。

――とても長いシーズンでしたね。肉体的に調子はどうですか?

 調子はいいよ。最初の半年くらいはとても疲れるシーズンで、夏場も厳しかった。でも最近はそんなに多くの試合に出場していなかったから、試合することがうれしいし、もっともっと勝ちたいね。コートの上にできるだけいて、リズムをつかんだのがインドアシーズンでのいい結果につながったね。だから初戦で勝ててうれしいよ。

――その初戦での勝利ですが、これで次の試合へのプレッシャーが無くなるのでは?

 そうだね。グループリーグ初戦に勝ったのはとても大事なことだけど、でもまだ準決勝じゃないんだ。まだツォンガとダビデンコという二人の手ごわい選手がいる。彼らはまだプレーしているみたいだけどね。(ツォンガ vs. ダビデンコはジョコビッチ vs. デルポトロ後に行われた)ずいぶん走り回って、長いことラリーをしているんじゃないかな(笑)。なんにせよ、この大会で良い結果を残せることを期待しているよ。

デルポトロ「1回か2回のチャンスをものにできなかった」

 ナダルやフェデラー、そしてジョコビッチと対戦するときには、本当に1回か2回しかチャンスがないんだ。一度ブレークポイントをつかんだがそれをものにできなかった。それだけだね。

ダビデンコ「ホームじゃないのでプレッシャーはない」

 時にはホームであるロシアでの試合じゃない方が良いときもある。プレッシャーは特に感じなかったし、少なくとも応援してくれていた人がいるし、それで十分だよ。

ツォンガ「タフな試合だった」

 とてもタフな試合だった。結局ダビデンコは自分より良かったというだけだ。
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