クライマックスシリーズ、日本シリーズ概要
第2ステージに新たにアドバンテージ制を導入
第2ステージは、第1ステージ勝者とレギュラーシーズン1位球団が激突。勝者は日本シリーズの出場権を獲得する。昨季までは先に3勝したチームを勝者とする5試合制が採られていたが、今季から1位球団にあらかじめ1勝が与えられるアドバンテージ制度が新たに導入された。1位球団はアドバンテージの1勝があるため3勝で勝ち抜けとなるが、第1ステージ勝者は4勝を必要とする変則的な6試合4勝制で行われることとなった。
延長12回を終えても決着がつかなければ引き分けとなり、再試合は実施せず引き分けを除いた勝数で勝者を決定する。それも同じ場合はレギュラーシーズンの上位球団が勝ち抜けとなる。
レギュラーシーズンの順位は、クライマックスシリーズ開幕予定日の2日前に組み込まれた日程をもって確定する。天候不良などで未消化の試合があった場合でも、その時点での順位で決定となり、残りの公式戦を打ち切ることもある。今季はセ・リーグが10月16日(クライマックスシリーズ開幕が18日)、パ・リーグは9日(同11日開幕)時点での順位が対象となる。
なお、各ステージ全ての試合が上位球団の本拠地で行われ、審判は両リーグともに6人制。試合の記録は個人・チームに関わらずレギュラーシーズンとは区別され、クライマックスシリーズを別項で扱う。
出場できる選手は、8月31日時点での支配下選手で、その後も引き続いてその球団の支配下選手として登録されている選手に限られる。つまり、一度解雇した選手をクライマックスシリーズのために再び支配下登録し、出場させることはできない。また、DH制はレギュラーシーズン同様、パ・リーグのみが採用する。
日本一の栄冠を懸け両リーグの代表が激突
クライマックスシリーズとは異なり、延長戦は15回まで行う。それでも点差がつかない場合は引き分けとなる。引き分けの試合があり、両チームとも7戦以内に4勝を挙げられかったときは、第8戦目を第7戦目の翌日に同じ球場で行う。さらに、第9戦目が必要なケースでは、1日の移動日を設けもう一方のチームのホームスタジアムで開催する。第8戦目以降は延長戦に制限がなくなり、決着がつくまで試合を続ける。なお、審判は6人制で、パ・リーグ出場チームのホームゲームはDH制で行われる。
西暦が偶数の年はセ・リーグの出場チーム、奇数の年はパ・リーグの出場チームの本拠地で第1〜2戦と第6〜7戦を開催する。そのため、偶数年となることしは第1〜2戦、第6〜7戦がセ・リーグ出場チーム、第3〜5戦がパ・リーグの出場チームのホームゲームとなる。
※日本シリーズの概要は2007年のものに準じている
<了>
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