風香悶絶! 堀田のチェーン攻撃に苦しみながらも逆転勝利=風香祭
堀田から逆転勝利を収め、自主興行を成功させた風香(前列左から2番目) 【スポーツナビ】
堀田の蹴りが情け容赦なく風香を襲う
堀田のチェーン攻撃に苦しめられたものの、最後は風香が丸め込みで勝利 【スポーツナビ】
開始当初は静かな立ち上がりとなったものの、堀田が凶器のチェーンを持ち出してから空気が一変する。風香のノド元にチェーンを巻きつけたまま観客席まで引きずり回す。ここから一気に松尾組が攻勢に転じ、リングに戻っても堀田の重爆キック、松尾のドラゴンスリーパーなどで風香はグロッキー状態に。得意の打撃戦でも堀田の張り手やローキックの前に劣勢を強いられる。
一方、風香のパートナーで久々のリング復帰となる奈苗はブランクを感じさせないファイトを展開した。堀田の頭突きや蹴りに押される場面はあったものの、風香をフォローしつつ持ち前のタフさを発揮。また、“空飛ぶ冷蔵庫”らしくミサイルキックを放つなどリング狭しと動き回った。
その後も風香に対する堀田の厳しい攻撃が続き、一巻の終わりかと思われたが「勝てる方法が丸め込みしかない」と試合後に語ったとおり、一瞬のすきを突いた外道クラッチにより堀田から3カウントを奪取した。敗れた堀田は「今日は負けたよ」と素直に認め、風香の手を上げて健闘をたたえた。さらに風香vs.奈苗というカードを当人たちへ要求した。
バックステージへ戻った風香は「チェーンがのどに食い込んで息ができなくなった」と苦戦の試合を振り返り、「もっと打たれ強くならないといけない」と気を引き締め、今回のような厳しい試合を今後も望んでいくと語った。
紫雷姉妹は“友情タッグ”に惜敗
雑巾めがけてイオ(下)を押し付けんとするタニー。デンジャラス! 【スポーツナビ】
序盤、リング清掃用の雑巾を顔面に押し付けあうという、シュールかつ年ごろの乙女には拷問のような展開が繰り広げられた(結局、タニーの顔面が雑巾に)。また、身を挺して相手チームの攻撃からパートナーを守るという、新日本プロレスの天山広吉&飯塚高史組(飯塚の裏切りにより即崩壊)を思わせる熱い場面も見られた。
NEOマシンガンズはダブルのダイビングヘッドバットなど息の合ったコンビネーションで試合を優位に進め、最後はムーンサルトプレスで紫雷姉妹を沈めた。
風香、メキシコへ発つ
最後は「パニック・パワー」の歌で締め 【スポーツナビ】
休憩明けには翌日の子どもの日にちなんで、空手道場の小学生数人が風香とともにリングに登場。空手の型や木板割りを披露した。なお、MCは寝坊により遅刻した菊タローが務めている。
全試合終了後には紫雷姉妹、RICAとのユニット「パニック・パワー」で歌を披露し、満員のファンに「ありがとうございました!」と深々と頭を下げ、大会を締めくくった風香。今後の予定は、5月にメキシコで開催されるビッグイベント「ドラゴマニアIII」に参戦するため、メキシコに向けて飛び立つことになっている。
なお、次回の風香祭は地元・奈良県で8月ごろの開催を予定している。また、都内では10月ごろに開催する意向だ。
「FUKA MATSURI
空手道場の子どもたちもリングに登場。右端は遅刻して恐縮する菊タロー 【スポーツナビ】
<風香ゴールデンファイト>
○風香、高橋奈苗
(23分44秒 外道クラッチ)
松尾永遠、●堀田祐美子
<風香祭MEN’s>
○柿本大地
(13分02秒 ジャーマンスープレックスホールド)
●趙雲子龍
<トライアウト・ザ・タッグチーム>
タニーマウス、○宮崎有妃
(12分02秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め)
●紫雷美央、紫雷イオ
<オープニング・フライング・シャイニング>
●FUKAキッド
(10分05秒 POK固めを切り返して→エビ固め)
○倉垣 翼
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