【ノア】GHC王者・杉浦がマサ北宮を破りV2 次は中嶋か!? 矢野・丸藤がタッグV4 小峠はジュニア2冠に

高木裕美

マサ北宮との30分近くに及ぶ激闘の末、2度目のGHCヘビー防衛に成功した杉浦 【横田修平】

 プロレスリング・ノア「Shiny Navig.2016」最終戦となる23日の東京・後楽園ホール大会では、GHC3大タイトルマッチなどが行われ、824人を動員した。
 メインイベントのGHCヘビー級選手権試合では、王者・杉浦貴にマサ北宮が初挑戦。30分近くに及ぶ激闘の末、杉浦が2度目の防衛に成功した。

師匠・マサ斎藤の監獄固めを繰り出すも

師匠・マサ斎藤の代名詞である監獄固めを繰り出す北宮 【横田修平】

 北宮はかつて健介オフィスのアドバイザーを務めていたマサ斎藤にちなんでリングネームをマサ北宮に改名。タッグマッチながら、前王者の潮崎豪、現王者の杉浦からピンフォールを奪い、初の挑戦権を獲得した。
 序盤は杉浦が圧倒的優位に立ち、「終わりか」と顔面を蹴り上げて挑発。しかし、15分過ぎ、北宮も師匠・斎藤の代名詞である監獄固めを繰り出すと、さらに強烈な頭突き。

みのる乱入もセコンド中嶋が阻止

みのるはレフェリー不在の隙にスリーパーを仕掛けるも 【横田修平】

 杉浦は突進する北宮を西永レフェリーに誤爆させると、鈴木軍ボスの鈴木みのるが乱入し、北宮にスリーパー。しかし、北宮も自力で振り切ると、セコンドに就いていた中嶋勝彦がダブルのミサイルキックを発射。みのるは場外へ連れ出される。

セコンドに就いていた中嶋勝彦がダブルのミサイルキックでみのるは場外へ 【横田修平】

雪崩式のオリンピック予選スラムでトドメ 

雪崩式のオリンピック予選スラムで粘る北宮にトドメ 【横田修平】

 これで流れを変えた北宮が、杉浦のお株を奪うターンバックルへのジャーマンスープレックス。さらには斎藤直伝のサイトースープレックスを決めるが、カウント2。杉浦はフロントネックロックで組み付き、2発目を阻止すると、レフトハンドラリアット、張り手、バックドロップ。さらには雪崩式のオリンピック予選スラムでトドメをさした。

中嶋に不満爆発「やってやる」

試合後、杉浦は「中嶋出て来い」と挑発 【横田修平】

  試合後、鈴木軍がリングを占拠し勝ち誇るも、みのるは介入を阻止した中嶋に怒り心頭。杉浦も「中嶋出て来い」と挑発すると、中嶋は「オレが止まるわけない。オレは止まらねぇ!」と噛み付くが、みのるは「おまえらにはここで止まってもらう。全部終わりだ」と言い放った。

 この日の第3試合では、鈴木軍vs.ノアの5対5イリミネーションマッチが組まれたが、開始10分と経たずに、みのるが清宮海斗に道連れにされていきなり失格。最後も中嶋1人に2人を倒され、敗北を喫した苦い思いがある。
 バックステージでも収まらない杉浦は「中嶋、ジャマしやがって。やってやる」と不満爆発。みのるは「ノア、中嶋、おまえらは前に進むことも、明日へ向かうこともできない。全部ぶち壊してやる」と、改めて「鈴木軍、イチバーン!」をアピールした。

【横田修平】

1/2ページ

著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

新着記事

スポーツナビからのお知らせ

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント