【リアルジャパン】船木に関本が挑戦 初代タイガーも太鼓判「一番まともなストロングスタイル」

リアルジャパンプロレス

船木vs.関本、2度目の“邂逅”

12月の後楽園大会、レジェンド選手権で戦う王者・船木(左)と挑戦者・関本(右) 【リアルジャパンプロレス】

 リアルジャパンプロレス「初代タイガーマスク黄金伝説  〜LEGEND OF THE GOLD掘繊廖複隠卸遑稿?東京・後楽園ホール)の対戦カード発表会見が10日、都内・リアルジャパン本部において行われた。

 会見の冒頭、初代タイガーが「一番まともなストロングスタイルができる2人。素晴らしい戦いになるのは間違いない。試合をやってくれる勇気に対し、敬意を評して2人を迎えたい」と話して呼び込んだのは、第8代レジェンド王者・船木誠勝と、挑戦者・大日本プロレスの関本大介。試合はレジェンド選手権試合として大会メインイベントで行われる。

 両者は11年12月に全日本プロレスの世界最強タッグ決定リーグ戦で対戦して以来の“邂逅”。「パワーファイターで衝撃があったっていうぐらいしか思い出せない」という船木に対し、関本は「浴びせ蹴りを食らって立てなくなったのを覚えています」と記憶が鮮明で、「クリティカルヒットを受けなければ耐えれるような肉体を12月9日までに用意します」と気を引き締めた。

技の船木vs.力の関本

お互い警戒心を強め、自身の必殺技を狙っていく 【リアルジャパンプロレス】

 印象こそ不鮮明という船木だが「最近の試合を見て不得意な相手だと思いました。本物のパワーファイターで投げ技、ラリアットとかが強い。自分は諏訪魔、佐藤耕平しかり初戦は落としているのもあり不安ですが、初代タイガーから受け継いだベルトを防衛するため、気を引き締めてまずは初防衛、1勝を上げたいと思います」と警戒を示す。

 しかし苦手意識を感じるのは関本も同様で、船木を「常にベストコンディションを保っていて技が切れる、日本刀のように触れれば切れる、ポスターにある“蘇ったサムライ”、本当にその通りだなというイメージがあります」と評した上で、「キックや打撃に対して打たれ強さはあると思うので、一番怖いのはサブミッション。それは力で何とか封じ込むしかないと思っています」と語り、やはり技の船木vs.力の関本、という展開になることを予想させた。

初代タイガーは来年の復帰を目指す

初代タイガーもこの2人の戦いに太鼓判。また初代タイガーは来年の早期復帰を明言する 【リアルジャパンプロレス】

 船木も「力と技は永遠のテーマ。極端な戦いになると思う」といい、必殺のハイブリッド・ブラスターも「おそらく返されるというのが頭にあるが、最後まで狙っていきたいと思います」と厳しい戦いを覚悟する。

「関本選手は肉体が最高の武器だと思っていますので、普通の人間では見れない体、自分の打撃を食らっても前に出てくると思いますし、打撃が勝つのか肉体が勝つのか、そういう試合になると思う。その先にブラスターなのか(関本が得意とする)ジャーマンなのかが出てくると思います」(船木)

 ストロングスタイルのプロレスを体現し、象徴する存在であるレジェンド王者にはそれにふさわしい試練と挑戦者が与えられる。自身苦手とするパワーファイターの中でも屈指の存在である“マッスルモンスター”関本を相手に、船木はレジェンド王座を守ることができるのか。

 また、「2人の試合は普通にやってるだけで観衆が固唾をのんで見ることができるストロングスタイル。そのままやってもらえればいい」と試合に太鼓判を押した初代タイガーも、5月に受けた心臓カテーテル手術からの順調な回復をアピール。現在は山登りを行うなど心肺機能に問題はないが、「自律神経に問題があるようで、全身がワナワナする時がある」といい、来年早い段階での復帰を目指していると語った。
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