ネルソン、UFC日本大会でジョシュと激突=「自分の持っている110%を出して戦う」
27日のUFC日本大会のメインイベントでジョシュ・バーネットと戦うロイ・ネルソン 【スポーツナビ】
教師だったから教えることは好き
ファイターになる前は小学校の教師をしていたというネルソン。「Road To UFC JAPAN」のコーチも楽しかったと振り返った 【スポーツナビ】
ジョシュの番の時は笑っていたんだけど、自分の時は何とか笑わないようこらえたよ(笑)。
――あの様子を見てネルソンさんは普段あまり笑ったりしない、バラエティーだったりはお好きでない方なのかなと思いました。
いやいやいや、そんなことはないんだけど、通訳の問題でニュアンスが上手く伝わらなかったり、チキンウィングの形態模写をしている人がいたけど、甘いチキンウィングと言われてもアメリカのとは違うからピンと来なくて、それであまり笑えなかったんだ(※タイツ芸で知られる「ハブ」が手羽先=チキンウィングのマネを披露したが、ネルソンはそれと分かるまでやや時間が掛かっていた)。
――では、ネルソンさんはトレーニング以外の時間、普段どんなことをしてリラックスしているのですか?
映画を観たり、2歳の子どもと遊んだりしているね。それで時間的にはいっぱいいっぱいだし、自分にとってはトレーニングもそういったアクティビティの1つなんだ。
――ネルソンさんはラスベガス出身で現在も在住とのことですが、カジノと“砂漠の街”という印象が強いラスベガスで暮らすのはどのようなものなのでしょうか。
カジノであったりキラキラした部分があって、一方で広大な砂漠の部分もある、そうやっていろいろなものが見られるから自分は好きだし気に入っているよ。
――今回番組でコーチを務められて、選手の側に立った指導が印象的だったのですが、感想はいかがでしょう。
元々ファイターになる前は小学校の教師をしていたから教えることは好きだし、自分自身もずっとファイトをしてきて、そういう経歴から見ても、コーチになったり選手になるというプロセスはすごく自然なものだったと思う。教えるにあたっては、指導される側の学ぶ心や情熱が大事だと思う。自分自身も常に何かを学びたい、知りたいと思ってきたし、そういう好奇心というか熱意がすごく好きなんだ。だから選手たちのそういう気持ちを感じられて、今回はすごく楽しかったよ。
KOが自分の強みを生かす一番の方法
柔術も優れているネルソンだが、ジョシュ戦では一番の強みを生かしてKOを狙っていくという 【スポーツナビ】
自分がいつも考えているのはすごくシンプルなことで、ファンのために戦う、ということだ。そのために相手をKOするかサブミッションで極める、試合をフィニッシュすることを常に考えている。それがどんな試合でも目指しているゴールだ。だからどんな戦い方をするかというより、相手を仕留めることに専念したい。
――柔術も強いネルソン選手ですが、同じように寝技の強いジョシュ選手に対し、やはりKOを狙っていくのでしょうか。
日本のファンは寝技でも、どんな戦い方をしても楽しんでくれると思うけど、やっぱり自分にとってはKOを狙っていくのが一番やりやすいし、自分の強みを生かす一番の方法だと思っているよ。
――豪快ファイトを期待しています。それでは最後にファンへのメッセージをお願いします。
9月27日、さいたまスーパーアリーナで自分がどんなファイターで、何を目指し、何をなそうとして戦っているかを見てもらいたい。常に自分が持っている110%を出して戦うし、オクタゴンに全てを残してきたいと思います。
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