65kg王者ゲーオが木村を逆指名 「実力の違い見せる」=K-1一夜明け会見
「70kgらしい攻撃の重さと迫力あった」
7.5K−1一夜開け会見で、70kg王者グレゴリアン、60kg王者・卜部功、55kg王者・武尊、65kg王者ゲーオが揃い踏み 【(C)M-1 Sports Media】
まずはK−1前田憲作プロデューサーが4500人超満員となった昨日の大会を総括。−70kg初代王座決定トーナメントを振り返り、3連続KOで優勝したマラット・グレゴリアンの強さを認めるとともに、かつてK−1 MAXで活躍した魔裟斗さんから日本人選手へアドバイスを求めることも語った
■前田プロデューサー総括
「昨日のトーナメントでは世界最高峰の8人が素晴らしい試合をしてくれたと思います。日本人4選手も世界の強豪相手に真っ向勝負をしてくれましたし、一回戦からKOが続出し、70kgらしい攻撃の重さと迫力に会場がどよめいていました。
決勝の組み合わせはマラット・グレゴリアン選手とジョーダン・ピケオー選手になり、激しい打撃戦とお互い一歩も退かないスタイルで会場を沸かせてくれました。最後はグレゴリアン選手がパンチのラッシュでKOし、トーナメントを優勝しました。これからはK−1の70kg王者として、K−1を引っ張っていってほしいと思います。
日本人で気になったのは牧平圭太選手です。日本人として唯一、準決勝まで勝ち残り、最後まで勝負を捨てずに戦い抜いてくれました。ただし70kgを日本人選手が勝ち抜くことは至難の業だと思いますし、改めて魔裟斗さんがすごかったということを感じました。これから魔裟斗さんには日本人選手に対していろいろとアドバイスもしてもらいたいと思います」
「久々に怖くて強いゲーオだった」
左右田を完封したゲーオに、前田プロデューサーも「怖くて強いゲーオが帰ってきた」と称賛 【中原義史】
「スーパーファイトでは3階級の世界王者が勢ぞろいし、王者としての強さを証明する試合をしてくれました。55kg王者・武尊選手は力みもありましたが、KOを諦めずに最後まで攻め続け、ダウンを奪って強さを証明してくれました。
60kg王者・卜部功也選手は数々の世界タイトルを獲得しているコンスタンティン・トリシン選手が相手で、前回のハビエル・エルナンデス戦から曲者が続いたと思います。KOが見たい試合でしたが、世界の強豪との戦いの中で、K−1の世界王者として強さを証明してくれたと思います。
65kg王者ゲーオ・フェアテックス選手も抜群のボクシングと鋭い蹴りで、久しぶりに強くて怖いゲーオ選手が帰ってきたと思わせる試合をしてくれました。
プレリミナリーファイトでは、KO勝利ではなかったですが、平本蓮選手が17歳とは思えない技術の高さで会場を驚かせ、デビューから3連勝を飾りました。決定している9月22日のK−1後楽園大会で本戦デビューさせたいと思います。また第2の平本選手を目指して8月15日東京・後楽園ホールのK−1甲子園にもどんどんエントリーしてほしいと思います」
11.2K-1では4大タイトルマッチ
また9月の後楽園大会は「K−1 WORLD GP 2015 〜SURVIVAL WARS〜」として「昨年11月から4大会を行い、いろいろなストーリーが出来ました。後楽園大会では負けた選手にチャンスを与えて、もう一段階ステップアップにするための場にしたいと思います」と大会のコンセプトを発表した。
<次ページは4大王者の振り返り>