UFC王者ジョンソンが語る堀口戦&格闘哲学 「自分自身が進化することが目的」
「日本は美しくて、日本人は優しい」
ことし9月のUFC日本大会のPRのため来日したUFC世界フライ級王者デメトリアス・ジョンソンに堀口戦や自身の格闘哲学について語ってもらった 【スポーツナビ】
――来日は初めてですか?
ファーストタイム! 日本はとても美しくて、人も優しくてリスペクトがいっぱいあって、今とてもいい経験をしているよ。
――短い期間ですが、何か日本で食べたものはありますか?
取材がたくさんあるけど、今回私が来日しているのは仕事をするためであって、目的は日本のファンにUFCというものをきちんと伝えて、広めていくことが最大の使命。だから今はそれに集中しているね。
――日本の観光地で有名なものだと温泉などがありますが、興味はありますか?
また9月の日本大会で戻ってこれたら温泉とかにも入ってみたいね。もちろん今回の日本訪問も楽しんでいる。UFCのことを伝えながらもおいしいものを食べさせてもらったり、日々充実している。
――おいしいものとは?
ウドン! 初日はウドンを食べたよ。
――うどん? お箸は問題なく使えましたか?
イエス!(通訳の方曰く「ジョンソン選手は箸を使うのが上手でした。うどんも普通に食べていましたよ」とのこと)
――ちなみに日本と言えば、以前はUFCに匹敵するPRIDEという団体がありました。それは見ていましたか?
もちろん!
――お気に入りの選手はいましたか?
ショーグン、ヴァンダレイ・シウバ、ほかにはミルコ・クロコップ、ジョシュ・バーネット、ランペイジ・ジャクソン、エミリヤーエンコ・ヒョードル……。何でか良く分からないけど、自分の階級とは違う大きな選手を覚えているね。
UFC王者ジョンソンが来日!堀口と再会
(動画提供:Copyright by Zuffa LLC)
「キョウジには敬意を表している」
4月に行われた堀口とのタイトルマッチでは5R4分59秒、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち 【Zuffa LLC】
来日の目的のひとつはキョウジの原点であるKRAZY BEEを見るためだったんだ。彼に対して、どうのこうのという気持ちはないよ。お互いアスリートだし、お互い頂点を目指していることで、そこは敬意を表しているから、昨日挨拶させてもらったよ。
試合に関しては、今後、若いこれからこの世界を引っ張っていくタレントだと思っている。試合はとてもチャレンジングだったけど、試合に勝てて良かったね。
――再戦の約束も?
質問が来たからそんな話にもなったけど、フライ級は選手の数も少ないし、自分もキョウジも勝ち続ければ、今後お互い再戦する可能性はあるよね。
――堀口選手の師匠である山本“KID”徳郁選手とも戦っています(結果はジョンソンが判定3-0で勝利)。KID選手の印象は?
お互いUFCのデビュー戦だったんだけど、K−1やHERO’Sなどで活躍するKIDを見てきて、そのころから彼はスターだった。経験はKIDがあって、その経験の差をどのように克服するかが試合のカギだったね。とても印象に残る選手の1人だよ。