ささっと時短&ちょい派手メイクのコツは? スポーツメイク、お悩み解決Q&A(2)

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【Getty Images】

 ランニングやスポーツ中にぴったりな“ささっとメイク”のポイントを知りたい、イベントだから“ちょい派手メイク”に挑戦したい。「スポーツメイク、お悩み解決Q&A」第2回では、そんなメイクアップの悩みあれこれ&肌に優しいクレンジング方法を、スポーツメイクの第一人者でヘアーメイクアップアーティストの長井かおりさんに伺いました。
Q:すっぴんはちょっと……でもメイクの手間はなるべく省きたい、そんな“ささっとメイク”では、どこを重視したらいい?

A:「肌感」「眉毛」「アイメイク」です!


ささっと「肌感メイク」のコツ
 すっぴんの肌とベースメイクを施した肌が違うというのは、多くの女性が体感していると思います。肌の変化は視覚的にも大きいので、やはり肌づくり、ファンデーションはしておきたいですね。

 手間をかけずにメイクするなら、こういった方法があります。
「化粧水の後にBBクリーム&パウダーで簡単に仕上げる」
「スキンケアとUVカットの後にミネラルパウダーだけを塗布する」

 BBクリームはスキンケア効果とカバー力を備えたアイテム、ミネラルパウダーはパウダーでありながら肌色がしっかりとつくようなアイテムです。この方法をするだけでも、ある程度は肌が整いますし、ベールをかけたような美しさが出ます。ファンデーションにはスキンケアを閉じ込める効果も。時短テクニックで構わないので、肌をつくってほしいですね。

ささっと「眉毛メイク」のコツ
 トレンドは太くてふんわりとした、毛流れや長さがある自然な眉です。あまり切ったり抜いたりせずに、自然体に整えるのがいいと思います。
 眉毛があまり生えてこない方は描き足しましょう。ペンシルで線をしっかり描くというよりは、パウダーやチップタイプのアイブロウで“ふんわり”とがポイントです。

ささっと「アイメイク」のコツ
 アイメイクというとアイシャドウ、アイライン、マスカラとありますが、全部をやる必要はないと思います。そのうち、アイラインとまつ毛(ビューラーとマスカラ)、この2箇所をメイクするだけでも少し顔が華やぎますよ。
 アイシャドウは、スポーツ時でメイクの手間を簡単にしたいということだったら省いてもいいと思います。アイシャドウは、グラデーションをつけたり、顔の彫りや陰影をつくったりと丁寧にやるべきステップですから。

 どこまでメイクをするかは、運動の強度や時間、スポーツをする環境によって判断してみてくださいね。

自身もランニングを楽しむ長井さん(左)。ランナー目線でもスポーツメイクのポイントを伝えています 【スポーツナビDo】

Q:ちょっと派手に楽しむランニングイベントに出ようと思っています。いつものメイクとは違う、“ちょい派手スポーツメイク”を教えてください!

A:「元気なカラフルメイク」&「かっこいいモードメイク」に挑戦してみては


「元気なカラフルメイク」のコツ
 こういうシーンこそ、メイクの楽しさを十分に感じられるときですよね! カラフルなウェアを着るなら、ウェアと同じ色味をメイクに取り入れてみるといいと思います。グリッターやラメなど、面白い質感のアイテムにトライしてもいいですね。カラフルなマスカラにトップコートをして、色を楽しむのもおすすめです。

「かっこいいモードメイク」のコツ
 カラフルとは逆に、ダークカラーを使ったモードメイクもいいと思います。ブラックのアイラインで目尻を跳ね上げて“キャットアイ”にしてみたり、チークを省いてリップに鮮やかな色を。メイクはカラーレスに仕上げて、大胆な柄のターバンを付けて髪をルーズにまとめても素敵ですね。

 どちらのメイクも、崩れが気になるかもしれません。でも、こういうシーンはメイクを崩さないことよりも、徹底的にその場の雰囲気を楽しめばいいと思います! メイク崩れさえも、楽しさの象徴、格好よく感じちゃうかもしれませんよ。
Q:メイク崩れ防止の味方、ウォータープルーフのアイテム。アイメイクがクレンジングの際になかなか落ちないのですが、メイク落としのコツはありますか?

A:お肌のために、専用リムーバーで落としてください。


 落ちないアイメイクはポイントメイクアップリムーバーを使って、効率よく落としましょう。落ちないからといって、ゴシゴシと過度にこするのは肌に良くありません。
 あまりこすらずに落とす方法としては、クレンジングを含ませたコットンで、目元を湿布するように軽く押さえてからメイクオフするやり方があります。細かい部分は綿棒を使うといいですよ。

Q:クレンジングにはいくつか種類があります。どれを使った方がいいですか?

A:メイクの濃さによって使い分けましょう!


 洗浄力はオイルが一番強くて、次にジェル、ミルク、ウォーターの順です。でも今は、オイルとジェルの境がなくなってきています。一時期、オイルは落とし過ぎて肌に良くないとも言われましたが、今は肌に優しい上にメイクもよく落ちるので、そんなに気にしなくても大丈夫です。

 ただ理想を言うと、使い分けた方がより良いです。バッチリメイクをした日はオイルでオフして、普段は顔全体にはクリームやジェルタイプ、アイメイクにはポイントメイクリムーバーを使う。ほとんどの人はそれくらいがちょうどいいと思います。自分のメイクの強度で選んでみてください。

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次回テーマは「スポーツ中のUVケアのポイント」

 日常ランニングでの時短メイク、イベントにぴったりなちょい派手メイク。コツをつかめば、メイクもランニングももっと楽しくなりそう!

 次回の第3回は、そろそろ気になるスポーツ中のUVケアのポイントを中心にご紹介します。

(取材・文:小川麻由子/スポーツナビ)

長井かおり プロフィール

雑誌、広告、映像など幅広いジャンルで活動するヘアーメイクアップアーティストの長井かおりさん 【長井かおり】

ヘアーメイクアップアーティスト。雑誌、広告、映像など幅広いジャンルで活動。モデルや女優のヘアメイクを手掛ける傍ら、メイクアップセミナーの講師やデモンストレーションにも出演。化粧品開発にも携わる。自身がスポーツをしてきた経験から、スポーツをしてもきれいでいたい女性のためのスポーツビューティーを提唱。汗に強く崩れないスポーツメイクの第一人者としても知られている。

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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